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にゃんこを完全室内飼いで迎えるために

パラダイス内のにゃんこはすべて、完全室内飼いにしております。 不幸な事故や猫同士のケンカによる病気感染、
心無い人間の攻撃から彼らを守るため・・・ そしてまた、彼らが近くにお住まいの方たちに、
ご迷惑をおかけしないためでもあります。
もっとたくさんの方たちが愛する猫たちと快適な暮らしを送れるように、
私の経験と失敗から学んだことを、ご参考いただければ幸いです。

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お部屋・・・新しいおうちにやって来たにゃんこは、とても心細いもの。
      2〜3日はひとつの部屋で過ごさせ、安心させてあげましょう。       慣れてきたら少しづつ他の場所を探検させてみましょう。       その際は、壊されて困ってしまう物、口にしては危険な物は
      あらかじめしまっておいてくださいね。

      猫はとっても怖がりさんです。       「こわいよ〜!」と思ったときに、すぐに逃げ込める場所を
      確保してあげてください。       押入れの片隅を空けてあげたり、ダンボールを隅に置いてあげたり、
      ケージがあればシーツなどの布で周りを覆ってあげるのも良いでしょう。

      にゃんこは狭いお部屋でも大丈夫です。       高低差をつけた家具の配置などにより、猫が上下運動をできるように
      してあげれば、彼らは十分満足します。

      夏は湿度を低くし、冬はなるべく暖かく過ごせるように
      工夫をしてあげましょう。
      あなた自身が、その部屋の室温で過ごせるかどうか
      チェックしてあげると良いと思います。       あなたが過ごせないような室温であるならば、
      もちろん彼らだって無理なのです。        トイレ・・・大抵の猫は、すぐにトイレを覚えます。
      新しい砂を用意してあげる場合は、
      今までに使っていたものを少し混ぜてあげると良いでしょう。
      また、繊細な子などは汚れているトイレを嫌がり、
      我慢してしまって膀胱炎になってしまうことがありますので、
      常に汚物のない状態を心がけてあげましょう。
      もしかしたら、お布団に間違っておしっこをしてしまう子が
      いるかもしれません。
      これは、もともとにゃんこが柔らかい土などを
      好んでトイレに使う習性があるために起こることです。
      お布団の柔らかさを、土などの柔らかさと勘違いしてしまうのでしょう。
      お布団で眠ったことのない子なら、仕方のないことです。
      毎食後や夕方に、そわそわし始めたらトイレに連れて行き、
      ちゃんと出来たらほめてあげて下さいね。
      お布団を眠る場所だと認識できれば、もう間違うことはないでしょう。
      もし、トイレ以外で用を足してしまうことが多いようならば、
      何らかの病気のせいで
      トイレまで我慢が出来なくなっていることもありますので、
      病院へ連れて行ってあげてください。         お水 ・・・フードの側には、いつも新鮮なお水を用意してあげましょう。
      必ず、トイレからは離した場所に置いてあげてくださいね。       季節を問わず、人肌程度のぬるいものがベストです。 夜鳴き・・・新しい環境に馴染めずに、夜鳴きをするにゃんこは多いものです。       猫であるならば、当たり前と覚悟をしておきましょう。       猫が悲しい声で鳴く理由はズバリ、不安だからです。       家の中がとても安全で、食料にも不自由がないことを理解すると、
      自然とおさまってきます。家の中に楽しみが見つかれば、より早いでしょう。       おもちゃなどで遊んであげると、有効です。       飼い主さんは、気力と体力勝負になりますが、必ずクリアできる問題ですので、
      ぜひ頑張ってあげてください。 威嚇 ・・・いつもは可愛い愛するにゃんこが、何かのきっかけで「しゃ〜っ!!!」と
      威嚇することがあります。       人に飼われ慣れていない子達には、当たり前にあることです。       これは怒りの表現の場合と、恐怖を感じている場合があります。       あなたの予想外の行動などに驚いて、怖くなり
      「嫌〜!これ以上近づかないで〜!」と悲鳴をあげていることもあるでしょう。       決して、あなたを嫌ってするのではありません。       彼らが「怖いよ〜!」とサインを出したときには、
      どうか離れて落ち着くのを待ってあげてくださいね。 先住にゃんこへの気配り・・・新しい子を迎えたばかりで、先住にゃんこが
      機嫌よく過ごしてくれるなんて、まず有り得ないと覚悟しておきましょう。
      威嚇することは猫として当然でありますし、
      もちろんお互いを認めるのにも時間はかかります。
      シャー!と言うから相性が悪いなんて、安易な判断はなさらないでくださいね。
      相性が悪い場合は、引き合わせたその場で
      取っ組み合いのケンカになっているはずです。
      ひとりぼっちで過ごしてきた時間が長かったり、
      自分が新にゃんとしてやって来てから、
      次の後輩にゃんを受け入れるまでの時間が長ければ長いほど、
      納得してくれるのには時間がかかります。
      先住の子に、「あなたはお兄ちゃん(あるいはお姉ちゃん)
      なんだから我慢してね。」なんて、
      人間のこうあるべきと言う価値観を押し付けることもしないでください。
      先住の子にしてみれば、自分のテリトリーに突然侵入してきた子を、
      私達もっとも信頼されるべき飼い主がガッチリ守るという事は、
      先住にゃんこの生活の場を奪ってしまうようなものなのです。
      自分が安心できる場所ではなくなってしまったんだ、
      自分はもうここでは暮らせないんだ・・・と、思われてしまいます。
      どうか、今まで以上に先住の子を可愛がり、
      「あなたにとってこの子は、不利益をもたらす子ではないのですよ。」
      と安心させてあげてください。
      あとは、にゃんこ同士で少しずつ、歩み寄りがあるでしょう。
      1年も2年もかかる場合もありますが、共に生活をしていくことは可能です。
      ちなみに、パラダイスのミュートくんはリプリーさんと5年暮らしていて、
      今でも「しゃー!」と言われていますが、
      追いかけっこなどをして遊んでいます。


猫は、予測のつかない行動をする人、大きな声や音を出す人が苦手です。
どうか、彼らが新しい環境に慣れるまでは、
「動作はゆっくり、声は小さく」を心がけてあげてください。