steam版
https://store.steampowered.com/app/913060/Jet_Lancer/
Switch版
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000030913.html
概要
ドット絵での横視点アクションシューティング。
見た目はタイムパイロットに近いが、「重力により下に落ちる」ことと「慣性がかかる」ことが最大の特徴。
FPS視点のシミュレータ系では味わえないダイナミックな空戦機動が三人称視点から見られるのは格好良さが直感的でとても良い。
感想
おそらく2020年に購入した電源ゲームで一番ハマったもの。
FPS視点も悪くはないのだが自機のマニューバが分かりやすいゲームが意外に少ないのは盲点で、そこをついてきたのは慧眼では。
ストーリーモードは約40ミッション、アップデートで追加されたアーケードモードと、コンパクトに纏まっており気軽にやれるゲーム。
操作性は悪くないのだが、慣性や重力などの影響から操作感が独特で慣れるまでは時間がかかる方かと思われる。
操作はスティックと機銃(メインショット)、ダッヂロール(一瞬無敵になる)の二ボタン+特殊武装のL、アフターバーナー、エンジンのトリガー配置が基本。
エンジンは押すことで起動し、進行方向への慣性が働くが重力の影響を受けず飛行が可能。エンジンを切ると重力に引っ張られて落ちてしまうが慣性を維持したまま方向の転換(進行方向とは逆を向いたり)ができる。
このあたりの運動特性をうまく使うと倒しやすい敵を用意してくれているのもよい。
ストーリーはこのタイプのゲームとしては意外性があり悪くない。
翻訳も悪くはないのだが、ミリタリー系の単語をよく知らない人が翻訳したのかブースターやロケットやアフターバーナーの表現が混在など、微妙な部分もある。
悪い点としては全体的にワンパターンになりがちなところ。
敵の種類が少なく、(ストーリーなら)強化は自分の好きなものを付けられるため対処がワンパターンになりがち。
更にステージに仕掛けられたギミックなどもワンパターンさに拍車をかける。(一応背景が夜のステージなどは視認性が悪いために感覚は変わるが……)
評価点
・操作性の良さ空戦らしさ
(慣れるまでは難しいが)よく考えられたキー配置
慣性などの物理法則に縛られるが、それが適度にデフォルメされた空戦している雰囲気と合致する
アフターバーナーでの慣性打消による移動の緩急
・戦闘機動の格好良さ
自機の格好良さがよく見える
・派手な演出
敵機撃破時の爆発
ボスのハイパービーム演出
・ノリの良い音楽
Bravo Lima Alfa Sierra Tangoは良曲。
・回避後のボーナス
ダッヂロールによる回避を行うとカウンターボーナスとしての得点係数UPと数秒の機獣連射速度UPが地味に嬉しい
不満点
・全体的なワンパターンさ
主に戦場に対してランダム選出された敵が配置されるので敵の攻撃が散発的。
敵の種類が少なく、マップギミックなどもなく、ストーリーモードは自分の好きな強化パーツを付けられるため全体的にワンパターンになりがち。
敵が意図的に配置されているわけではないのでSTG的なパターン化はできない?のもSTG好きには受けが悪そう。
・派手な爆発などでの視認性の悪さ
派手なのはいいけどそれでやれるとちょっとストレス。
・操作に慣れる前にクリア
自在に動けるようになってからが面白いのだが、その前にストーリーモードはクリアできてしまう。
総評
良ゲー
アーケード系のゲームが好きなら延々と遊べる。
インディーズゲームとしてもそこそこ安価な部類かつ、セールもするので安いときにでも。
プレイ動画
音楽をBravo Lima Alfa Sierra Tangoにするためにリスタートから
補足
ダッチロールを行うことで一瞬無敵になれる。接触後も0.5秒程度ロールの受付時間があり成功すると光る
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