説得?

GM「んでは、途中何事もなく村に戻れます。あ、そうそう、言うの忘れてたけどこの少    年はかなり傷だらけですなぁ。」 レイチェル「んじゃあ、宿の一室を借りて、そこで少年を寝かせておくか。あと、傷の手       当てのほうも必要だな。気になる……」 GM「了解。で、雑貨屋の店主に約束通り水を分けてもらえます。」 セイネア「余裕があればまた後で行ってくるよ。」 キティ「ありがとうございます〜……あ、ついでにこれください(携帯食糧を指差す)」 GM「うむ、食料はサービスでいいや(笑)」 セイネア「気前がよいねぇ♪」 キティ「やたっ(笑)」 ミシャル「えーとね。このおかしとこのサンドとこのオイルとこのハンバーガーと……あ、      代金はぜーんぶニクシー基地のゲルプリアっていうおじいさんでお願い。」 セイネア「やめい(後ろからヤクザキック)」 GM「そんな美味そうなものはない(笑)干し肉とか乾パンとか塩とか砂糖とか……」 キティ「粘土みたいな見た目のコンビーフブロックとか(笑)」 セイネア「乾パンと干し肉でも揃ってりゃ万々歳だ。」 ミシャル「ぴぇっ、痛いよせいねあちゃ〜ん……」 セイネア「……菓子は置いていけ。」 ミシャル「ぴぇーんえーんえーん……」 レイチェル「キティ、買い出しが終わったらこの子の手当を頼む。」 キティ「了解です……レイチェルさんは?」 レイチェル「あたしは……オートミールでも作るよ……」 キティ「……了解……さ、買い物買い物(聞かなかったことにしている)」 セイネア「あと、負傷者が一人いるんだが、果物でも手に入らないか?」 GM「店主「流石にこんな所では手に入りませんよ。」あるとしたらドライフルーツ(笑)」 セイネア「ドライじゃ他の食い物とそう変わらないだろ(笑)」 GM「で、そんなことをしつつ夜かな?」 レイチェル「だね。」 GM「夜になると少年は目を覚ましますな。」 ミシャル「あ、起きたぁ?」 キティ「あ、気がついた?痛いところとか無い?」 レイチェル「目が覚めたか……無理はするな……まだ寝ていろ。」 セイネア「あー、こちらセイネア。とくに何も無し。退屈だ(見張り中)」 レイチェル「こちらレイチェル。見張りご苦労様。少年が目を覚ました。興味があるなら       来てくれ。終わり。」 セイネア「では、コルポルごと行かせてもらおう(笑)」 GM「お決まりのパターンで(ぉ)『ここは?』と聞いたりしますな。」 レイチェル「ここはポツナズの街の宿だ。君はこの街の近くの遺跡で、ディノチェイスの       背中で意識を失っているところを我々に発見された。」 キティ「んと、○○(村の名前(ぉ)の宿屋だよ。君が行き倒れてたところをわたしたち     が見つけたの。」 GM「……そうえいば、君らの服装は?共和国軍の軍服かな?エンブレム付けてるだけ?」 ミシャル「タンクトップに半ズボン(笑)」 レイチェル「帝国の軍服ですが、エンブレムはありません。」 セイネア「一応軍服だけど、暑いので前開いてます。中はシャツ。」 キティ「作業服に階級章付けてますが?」 GM「んぢゃ、少年は驚いた様子で『近寄るな!』って言って、無理矢理起きあがろうと    しますなぁ〜なんて言うか、思いっきり敵対的な反応ですな。」 レイチェル「こら、まだ無理をするんじゃない。君の体は相当弱っている。まずはゆっく       り休むんだ。」 ミシャル「む〜、お姉さんの言う事は聞かないといけないんだぞ〜」 キティ「あーっと、わたしたちは別に君を捕まえたり取って食おうとしてたりするわけじ     ゃなくて、とりあえず危害は加えないから、まずは君の名前を教えて欲しいんだ     けど……」 GM「少年は立ちくらみを起こしたような感じでまだ起きあがれないんですが。」 セイネア「あのな……生意気な口は元気になってから叩くんだな。」 GM「少年「お前達がっ、お前達がいたから、みんな殺されて、何で戦争なんか……何で    ……」とちょっと錯乱気味。」 ミシャル「……ごめんね(いきなり抱きしめる)そうだよね、私達のせいだよね……。ご      めんね……ごめんね……(こういうのに涙もろい)」 ガーディ「似合わんぞ(特別出演)」 レイチェル「あまりの状況に唖然としてます。」 GM「少年はミシャル振りほどいて、サポートAI遠隔操作用の端末を操作するです。ん    で、扉を開けてL4が部屋に入ってきますね〜」 キティ「……ん?ちょうどいいや、この子になんか言ってあげて?」 GM「少年は『こいつ等を倒せ!』って叫ぶけど……L4は『恩を仇で返すようなことは    出来かねます』と冷静ですな。」 セイネア「チビスケ(ディノチェイスのこと)の方が良く分かってるじゃねえか、えぇ?」 GM「少年「何でだよ……共和国も帝国もみんな敵だろ……仇だろ……」と泣き崩れます。」 レイチェル「今は敵も味方もないっての。敵ならわざわざここまで引っ張って気やしねー       よ。ほら、このオートミールでも食っときな。残してもいいからな。」 セイネア「ま、そういうこった。元気になったら話すなり出ていくなりすりゃいいさ。」 ミシャル「えーっと……桃とパイン、おいとくね。……あと、キャンディもあげる……」 レイチェル「はいはい、もういいからねー。病人にいきなり菓子食わせてどうする気だ。」 キティ「……一人で食べられる? なんなら食べさせてあげるけど、えーっと……」 GM「まぁ、少し落ち着いてくると、話聞けるようになりますが……」 キティ「……落ち着いた?んと、まずは名前教えてくれない?『君』だと呼び難いからさ。」 GM「ポツリポツリと話し始めるけど、省略して話すけど……この少年の名前はアル。え    〜と、すんでいた村が共和国と帝国の戦闘に巻き込まれて、ほとんどの人が逃げ切    れなかったそうな。んで、彼だけ爺さんの形見のディノチェイスで逃げ出したそう    な。」 レイチェル「民間人を巻き込むとは……なってないな。」 セイネア「前線の連中にも困ったもんだな。戦う場所くらいえらべっての。」 GM「んで、近くの村を目指していたけど、水とか何も用意していないから耐えられなか    ったわけね。んで、アルに水が必要と言うことでL4が水を探して遺跡に潜ったら    しいですな……最後の方はL4から聞けるっす。」 キティ「そう……なんだ。ごめんね。わたしが謝ったところでどうしようもないんだけど     さ……形見って言ったよね?おじいさんどういう人だったの?」 GM「爺さんは遺跡あさりが好きな技師で、その辺から見つけてきた面白いパーツでサポ    ートAIを作ったそうな。って、この辺はL4の方から教えてもらえます。」 キティ「へえ……会ってみたかったなぁ。あ、わたしもこうみえて機械いじりとか得意で     ね……ってな感じで世間話してましょう。」 GM「世間話は聞いてはいるようだけど、返しはしないねぇ……」 レイチェル「隊長、お帰りなさい。途中で収容した民間人の意識が戻りました。」 ソニア「報告ご苦労。で、事情聴取は?」 セイネア「あの馬鹿が話をややこしくするのをすんでのところで阻止したところだ(笑)」 レイチェル「彼の住んでいた村が戦闘の犠牲になったせいで我々に対して非常に敵対的で       す。キティが刺激しないよう慎重に聴取を進めています。」 ソニア「なるほど……な。可哀想、といいたい所だが、一々同情していてはきりがないの     だが……まあいい、手短に済ますように。」 ミシャル「ぴぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!(泣きつく)」 レイチェル「よしよし、夕飯を食べに行こうか。(なでなで)今日はおごってやるよ。」 GM「アル「L4……お前だって悔しくないのかよ……仇取りたくないのかよ……」とL    4に聞いたりしますが、L4は答えないですな。」 キティ「ふぅ……そうだ。アルくん、君はこの村に来た後どうするつもりだったの?誰か     親類縁者がこの村にいるとか……?」 GM「アル「親戚なんていない。とにかく人のいるところまで行きたかった……」」 セイネア「なら、それは済んだわけだな。これからどうするよ、私らに復讐でもしたいか?」 GM「アル「……」む〜この場合、思いつかないだろうねぇ……」 キティ「……そう、なんだ……ごめん。ねぇ、村で戦闘していた帝国と共和国の部隊って、     何処へ行ったかとか、ゾイドに描かれてたマークとか、わかる?」 GM「無我夢中で逃げ出してきたから、その辺はよく分からないですね。」 セイネア「だったら坊主、いい事を教えてやる。ホエールキングを倒すにはその格納庫に      はいるのが一番だって知ってるか?(にや)」 キティ「……仇を取りたいっていうなら、協力してあげられるかもしれない……大切な人     を失った気持ち、わかるよ。わたしも、ちょっと前はそうだったから……セイネ     アさん?」 セイネア「なんか調子狂うなあ……ま、そうとも言うわ。あんたの過去はよく知らんけど      な、キティ。」 GM「L4「一時の感情に流されて過ちを犯すのは得策ではありません。しかし、マスタ    ーが真に復讐を望むのなら今一度ご命令を。」とアルに電光掲示板を見せるデスな。」 ミシャル「……私だって……私だって!好きにすれば良いでしょ、ここでディノチェイス      に勝てる訳ないんだからぁっ!でも、そうしたら君のお友達は「ひとごろし」      だかんねぇっ!君にそれができる!?できるならやってみなさいよぉっ!……      私一人なら、殺されてあげるもん」 レイチェル「こらこらこら、病人の部屋にいつまでもいないの。ほら、飯いくよ。」 ミシャル「嫌だもん。」 レイチェル「アル・・・よく考えて欲しい。君が相棒で我々を殺すのは簡単だ。しかしそれ       では君も我々と同じ人間になってしまう。ま、今はまず体を直すことだね。」 GM「アル「……」」 レイチェル「ほら、みしゃるん、いくよ。彼には一人になる時間が必要だ。」 ミシャル「うきゅぅ……」 キティ「同感……まぁ、何はともあれ元気になるのが先だよ。それじゃね♪(部屋を出る)」 レイチェル「さ、うちらも飯にしようや。レーション以外のものを食うのは久しぶりだよ       (部屋から出る)」 ミシャル「……どうせ私は箱入り娘でお嬢様だったもん。……中央大陸で育って、そんな      事知らないもん……(レイチェルに引きずれつつ)」 セイネア「彼が本気なら半端に放り出すより共和国のほうで囲ってやったほうが彼のため      かなー、というのがセイネア論。」 キティ「部隊の手がかり也探して可能ならぶっ叩こうってのがキティの意見。共和国側は     上に上奏すればどうとでもなりそうだから、問題は帝国と。」 セイネア「面倒な拾いものしちまったぜ……ったく(コックピットで)」 レイチェル「そういいながら、結構楽しそうだけどね。宿に部屋取ってあるよ。」 セイネア「サンキュ。けど私はこっちのほうが居心地良いからさ。他の奴に使わせてやっ      てくれ。」 GM「んで、次の日の朝になると……彼は姿を消していますね。置き手紙残して。」 キティ「私らを巻き込むわけにはいかないって奴ですか?」 レイチェル「うん?手紙読むよ。」 セイネア「黙って聞いてる。」 キティ「同じく。」 GM「『助けてくれてありがとう。口で言いたかったけどまだ心の整理がつかなくて……    僕は復讐なんてしたくない。復讐の連鎖は誰かが止めなきゃずっと続くしそれで悲    しむ人が増えるならもっとやりたくない。」 ミシャル「よくそんな言葉が書けるなぁ……気持ちの整理ついてないのに(笑)」 セイネア「子供語で書かれていると思いねぇ(笑)」 GM「だけど、共和国も帝国も許せそうにない。だから……もう会わないつもり。東方大    陸とか誰も着そうにないところに行こうと思う。最後になったけど、酷いこと言っ    てごめんなさい。』元々争いごと嫌いな人だから(笑)」 セイネア「参ったな、こりゃ一本とられたわ……ってあの馬鹿、どうやって行くつもり      だ!?」 ミシャル「……追いかける?トールの足なら追いつくだろうけど?」 ソニア「放って置け。」 ミシャル「放って……置けいないよぉ。」 ソニア「坊主が決めたことだ……他人のお前が干渉して無理強いするんじゃない……あの     坊主は自分の感情と折り合いをつけなければならないんだ……しかし……」 レイチェル「また脱水症状で行き倒れか……困ったもんだ。」 キティ「とりあえず、わたしたちの取り分の水を確認しますけど……」 GM「減ってないから安心しなさい(笑)宿屋の水瓶から失敬したようですけどね(笑)」 セイネア「足跡はどっちへ?」 GM「う〜む、とりあえずは南の方かな?」 セイネア「人のいるほうに動いているんならほっとくのだが……」 レイチェル「南なら、戦果のあまり及んでいない方に向かっていると言うことになるのか       な。」 ミシャル「残党がいっぱいいたりして(笑)」 レイチェル「我々の任務も放っておけないし、進む方がいいのかもね。」 ソニア「……お前がそれでもほっておけないのは他ならぬ私がよく知っている……私はこ     の件に関しては何も関知していないことにする、お前の好きにするがいい。」 ミシャル「うん、(窓から)トールっ行くよっ!」 セイネア「おい、みの字!これを持って行けっ!(旅道具一式と日傘)代金はあとで折半      だ!(笑)」 ミシャル「ぽゅ、良い味だしてるね、せいねあちゃん。」 セイネア「うるせぇ、さっさと行けぃ!」 レイチェル「あの子に言っておいてくれ。「悲しみを断ち切る大人になれ」ってな。健闘       を祈る。終ワリ。」 ソニア「見送ったあと……(閻魔帳に)ミシャル、命令違反回数+1(笑)」 セイネア「うわ、サイテーだ(笑)」 GM「と言うオチが付いたところで今回は終わりかな?」 キティ「でしょうね。叙情的だ(笑)」 GM「雰囲気が私じゃない(苦笑)とりあえず、番外編これにて終わり。続きはあるかも    知れないし無いかも知れない(笑)ひとまず幕を下ろすとしませう。」
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