多々良沼の白鳥
群馬県館林市の多々良沼側の餌やり場にやってくるという白鳥を見に、118日出かけた。

白鳥の餌やりは、館林市から委託された団体が、場所・時間を決めて行われています。

3時頃から白鳥が上空に姿を見せはじめ、4時頃より、食パンが投げられました。

その様子をアルバムに載せました。

白鳥がやってくる前からたくさんいたのはオナガガモ。尻尾がピッとでているのですぐわかる。

白鳥はコブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウの三種を見ることができた。


●コブハクチョウ

上嘴の基部に黒い突起(*コブ)があるのが特徴。

オオハクチョウとコハクチョウ

これを見分けるのは難しいが、一つは、頸の長さの長短の違い。

二つ目には 嘴(くちばし)の黄色部分の違いであり、
オオハクチョウはコハクチョウと比べて大きく、鼻孔の先まで黄色

コハクチョウは嘴の黄色部分が小さく、鼻孔の手前まで黄色である。

ということであるが、撮影時には逆光であり、明確に顔の様子をみることが

できず、アルバムの画像をみても判別がむずかしい

冬の使者ハクチョウは、こんな遠くから日本へ
オオハクチョウは3,000km
コハクチョウは 4,000kmも日本から離れた北緯50度以北のシベリアから、日本へ約2週間で渡ってきます。
渡り鳥は、シベリアと日本の間をノンストップで渡って来る訳ではなく、何度も中継地で休みながら渡っています。
そのコースは、カムチャツカ半島から千島列島を経て北海道へ渡るコースとサハリンを経て北海道へ渡るコースがあります。

10月上旬 越冬のために日本へ渡ってきたハクチョウたちを北海道東部の湖沼・川などで観察できるようになります。
10
月中旬~下旬 ハクチョウ・ガンの越冬隊は、ほとんど北海道の湖沼に集結し、渡り鳥でにぎわいます。11月上旬 多くの渡り鳥たちは、寒い北海道を飛び立って本州へ渡って越冬します。(北海道で越冬する個体もいます)

 


多々良沼の上空に姿を現
した白鳥(
3時半ころ)

やがて水面上を旋回



着水する

餌やり場から500
くらい先に集結
 

餌をあたえる人が、「コォー
コォー」と白鳥の鳴き声で呼ぶ


餌場に近づいてくる白鳥



手前に25羽、向こう
から違う一団が接近中
 

餌(食パン)を手にすると、近くのオナガガモが早く頂戴とパニック状態


白鳥に餌を投げようとしている

餌が飛んできた左の方ではオナガガモも加わり、奪い合い


白鳥が時々翅を広げる(オオハクチョウのよう?)


2羽が翅を広げている。オオハクチョウかコハクチョウか・・・
嘴のあたりの黄色がはっきりしないのでわからない。)
 


顔にコブが見えるから
コブハクチョウ

たぶんオオハクチョウ


この餌やり場のあたりは
夕焼けが美しい場所でもある