・ フックをしっかり固定できると、一個のラックで10 kgの荷重に耐えられます。(10kg相当の水の重りを吊るし、自社調査)
・部屋のデッドスペースに取り付けるので、狭い部屋でも有効に利用できます。
・壁や天井に傷を付けたくない場合でも、ちょっとした工夫で取り付けることができます。
・物干しざおは壁から約35cm離れて設置できるので、洗濯物がカーテンなどに接触しません。
・もちろんスーパーラック一個だけでも、ピンチハンガーなどを吊るすことができます。
・その他の使い方として、ライトや監視カメラのステーとして、場所を選ばず壁や天井のコーナーがあればどこにでも取り付けることができます。
【取り付け方法】
壁と天井のコーナー部分にフックを取り付けます。(壁でも天井でもどちらでもOKです)
スーパーラックにターンバックルを取り付け、ターンバックルのもう一方をフックにかけて、
ターンバックルを締めつけ、スーパーラックを、壁と天井に圧着します。
スーパーラックがしっかり固定されたのを確認して、お好みの長さのフックをひっかけて、物干しざおを架けます。
【取り付けの注意点】
・廻り縁がある場合
壁と天井の堺をぐるりと廻る材料を「廻り縁」(まわりぶち)といい、天井と壁を見切る役割があります。
これがある場合はどこでもフックを取り付けられます。
・廻り縁のない場合
最近の住宅は、壁と天井は石膏ボードが使用されその上にクロスが貼られていることがほとんどです。
石膏ボードは、壁は「間柱」に、天井は「野縁」に釘などで張り付けてあります。
フックを取り付ける場合はその個所を見つけて、フックを取り付けます。
ホームセンターなどで売っている「下地センサー(1,000 ~1,500円)」を使うのもいい でしょう。
もっとアナログな方法では、磁石を使って石膏ボードを固定している釘やネジを探す方法もあります。
その延長 上が間柱や野縁がある位置です。、
・壁や天井に傷を付けたくない場合やコンクリートなどの場合
2×4材を使った壁面突っ張りの専用パーツ 、LABRICO (ラブリコ) アジャスターなどを使用して2×4材にフ ックを取り付けます。
・和室の場合
一番しっかり固定できるのは柱に取り付けることです。
柱と壁に段差がある場合はそのまま取り付けてもいいですが、段差分のあて木やゴムなどを使うとしっかり固定できます。
天井は薄い板の場合がありますので、しっかりした部分 に圧着するようにします。
【開発ストーリー】
スーパーラックは特許製品(特許第6347524号)です。
元々は部屋のコーナーに取り付ける洋服掛けをイメージして開発しました。
娘から、ワンルームの部屋のコーナーに取り付ける突っ張り棒はないの?という一言から始まりました。
突っ張り棒は力学的にコーナーに取り付けることは無理で、三角形のラックをコーナー側に引っ張ればいいだろうということで、
ターンバックルを利用した、このラックが誕生しました。
このラックはコーナーに取り付ける突っ張り棒のようなもので、突っ張り棒が使用できない部分をカバーでき、
部屋のデッドスペースを有効利用できる製品です。
いくつかの企業にこの特許権の譲渡のご提案をいたしましたが、なかなかいい返事がもらえず、では自分で製品化してみようと考えたわけです。
この中で、一番製品化しやすいものがこの室内干し用ラックでした。
いくつか試作品を自分で作ってテストを重ね、金属の厚さや大きさのサイズを決めました。
私は製造業ではありませんので、知り合いの業者さんにお願いして製品化いたしました。
今後は、引き続き特許権を譲渡する企業を探しながら、他の製品の製品化も行いたいと思います。