ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドのボスキャラ達

ハウスオブデッドのボスキャラはタロットカードで表現されています。
どこが○○なんだとつっこみたくなるミスマッチ感があるのも好きです。
ボスの特権として弱点以外はノーダメージになりますが、その弱点部位も個性があって好きです。

○チャリオット

強固な鎧に身を包んだ屈強なゾンビ。怪力で斧を武器としている。
何よりの武器はその身を守る強固な鎧で、銃弾が通用しない。
唯一の弱点は胸に空いた鎧の穴。
以前に進入したAMSエージェントが命がけでつけたキズらしい。

また、鎧は本人の意思で着脱が可能で、ダメージを受けると鎧を脱ぐという謎の行動に出る。
どうやら手足に生えた触手でプレイヤーの生命力を吸って傷を癒そうとしていると思われるが、
身を守る鎧を捨てた事で防御力は皆無になり全身どこを撃ってもダメージが与えられるようになる。
そこそこ知能はあるらしいが、戦術面ではダメダメだ…。

○ハングドマン

コウモリの様な巨大な翼を生やしたゾンビ。
他のゾンビとは格が違い、会話が可能だったり、人間と同等の知能を持っている。
その飛行能力を活かした機動力で敵を翻弄し、鋭い爪で斬りつけてくる。
また、デビロンというコウモリ型モンスターを統率する能力もあり、彼らを従えて攻撃してくる。

弱点は翼以外の体全体。とはいえ、空を素早く飛び回るため狙いをつけずらい。
ある意味では、ラスボスのマジシャンの攻撃がパターン的なので初代HDD最強のボスという評価もある。

○ハーミット

人間よりもはるかに巨大なクモ。Dr.キュリアンのペットの様な存在らしい。
硬質の体を持っており、銃弾をものともしない。弱点は頭部のみ。
また、クモらしく尻から糸を弾として放つ能力もある。

巨大で力は強いものの、頭の方は元のままで大して良くないらしい。
こいつはほとんど自らの弱点である頭部が動いたり防御する事もなく剥き出しにしているため、弱点が狙い放題である。
そのせいで真ん中に連射しているだけで倒せる最弱ボスの烙印を押される事となる。

○マジシャン

初代ラスボス。Dr.キュリアンが誇る最高傑作。
…だったのだが、造物主の命令を聞かず、自らの手で殺害する。
これは後にミステリックマンが手を加えたためキュリアンの制御が不可能にされてしまったらしいが…。

魔術師と言うその名前が示すかのように、炎を操り火球を放つ攻撃法を得意とする。
また、残像が見えるほどの高速移動が可能で、敵を幻惑しながら火球で焼き尽くす。
どうやらまだ完成状態ではなかったらしく、体中の至る所に装甲のない部分が存在する。
そこが彼を倒す唯一の弱点となっている。部位としては顔左半分・右下腕部、左上腕部、右腿、左脛(だったかな?)

個人的にはその左右非対称の装甲・非装甲部分、そしてBGMが大のお気に入りである。
SPのボスキャラとして登場しているそうなんですが、一度もおいてあるところ見た事ないんですね。
初代ラスボスと言う事もあって、2では準ラスボスとして登場し、得点アイテムとしても登場している。

蛇足かもしれないが、タロットカードのマジシャンに炎使いが多いのはマジシャンのカードが炎を象徴しているためである。

○ジャッジメント(ズイール&クアール)

翼を持った小悪魔の様なズイールと、首なしの鎧巨人クアールのコンビ。
知能が高く機動性に長けるズイールが、巨躯で破壊力に長けたクアールに命令を与えて破壊活動をする。
クアールは全身が鎧で覆われており、通常ゾンビの弱点である頭部もない。
故に攻撃を受け付けるのはクアールに命令を与えるズイール本人だけである。

ズイールがある程度のダメージを受けると、クアールは倒れる。
単独でのズイールはその機動性を活かした高速での体当たりを攻撃方法とする。

正直、この二人はコンビでの運用が目的で作られたようだが、ズイールがダメージを受けるとクアールが倒れてしまうのはどういう理屈だろうか?
クアールは頭脳を排除した肉体だけの存在として作られ、頭脳の存在としてズイールが作られたのか?
それともパワーに劣るズイールの武器としてクアールが作られたのか?
どちらが先なのか気になる所である。
ズイールが大きなダメージを受けるとクアールが使い物にならなくなる事を考えると、テレパシー等で操られていて命令が途絶えると倒れてしまうのだろうか。

○ハイエロファント

全身を強固な鱗で包んだ半魚人。半魚人らしく銛を武器としている。
どこがハイエロファント(法皇)やねん。
全身を覆う鱗は銃弾をもはじき返す。
唯一の弱点は呼吸のために(?)開閉を繰り返す胸の部分で、その奥にある心臓の様な臓器のみ。

高いジャンプ力を誇り、跳躍後に繰り出される銛の突きで攻撃を仕掛けてくる。
また、死魚を操り攻撃をさせる能力を持っている。

○タワー

5つの首を持つ石の様な大蛇。
体は非常に硬質で、銃弾をはじき返す。長い首から繰り出される鋭い牙が武器。
弱点は攻撃の際に開かれる口の中。
どうやら最も大きい青い頭が本体らしく、他の首が倒されると凄まじいスピードで地面を走りながら襲ってくる。

最初はヒドラかと思ったがもしかしたら似た様な仲間が一箇所に固まっているだけかもしれない。
青い首を見る限り、最初に他の首と結合していたような痕跡は見当たらないし…。

○ストレングス

麻袋をかぶった筋骨隆々の怪人。巨大なチェーンソーを軽々と振り回し、標的をどこまでも追い詰める。
そのストレングス(力)という名が示す様に、圧倒的なまでの力で迫ってくる。

弱点は頭部で、他の箇所を狙ってもその強烈な前進を阻む事は不可能。
ただし、頭部は手にした巨大なチェーンソーで隠れており、狙う最大のポイントは眼前でチェーンソーを振り上げたその瞬間であると言える。

また、壁を破壊して先回りする、高い所から飛び掛って斬りつけるなど、攻撃には重厚感抜群。
元ネタは悪魔のいけにえのレザーフェイスか?

○エンペラー

ゴールドマンが作り出した新たな生命体。2のラスボス。
人間が崩した生態系のバランスを作り直すため、人間を滅ぼし生態系の頂点に立つ存在として作られた。
透明に透き通った人間の姿をしているが、本体は胸の赤いコアである。これが唯一の弱点。
体の周りを周回する無数のビットを武器として操る。
ビットは変幻自在の存在で、自分の意思で自由に操れる。
剣にして斬りつける事や、複数の弾丸として放つ事、
今まで倒してきたボスの姿と無数の形をとる。

最初はビットだけが自由に形を変えられるのかと思ったが、過去ボス擬態を考えると肉体そのものも可能なようだ。
胸のコア以外全ての変形が可能なのだろう。
なるほど余計な肉体を持たない、新たな新生命体といった風貌の存在である。
その姿から4のラスボス、ワールドとの関係が気になるが…?

○デス

巨躯の警備員のゾンビ。元は研究所の非常に凶暴な警備員がゾンビへの改造を受けたものだとか。
腕にドクロの埋め込まれた巨大な棍棒を振り回し、どこまでも侵入者を追跡する。
弱点は頭部。頭部に一定量の攻撃を食らわない限り、ひるむ事無く前進を続ける。

人間だった頃からの特徴なのか、非常にしぶとくどこまでも執拗にプレイヤーを追ってくる。
こいつとの戦いは逃げながらを続けるステージを通しての長い勝負となる。
彼の一歩一歩響いてくる様な重い足音が迫力があっていい。

結局頭部にダメージをくらい過ぎたためか最後には倒されるが、この不死身性の裏付けがあってもよかったと思うのだが…。
再生能力とか…。

○フール

巨大かつ獰猛なナマケモノ。キュリアンが「怠けないナマケモノ」として遊び心で作ったものらしい。
…意味ない事をするな…。
殺害した人間を金網に吊り下げておくなど、悪趣味。
鋭い爪を利用して金網の側面を自由自在に動き回り、襲ってくる。
弱点は手足の爪の付け根。…毛が硬いのか?頭がカラッポなのか?
一定のダメージを受けると、金網を揺らして死体を落として攻撃するなどの攻撃もしてくる。

なお、攻撃開始前にキャンセルゲージが満杯になるまでは無敵状態なので注意。
また、ダメージを受けた直後の挑発(笑っている間)も同様。

こいつの最後の飛びかかり引っ掻きがろくに止められません。
どんどんダメージが蓄積してゲームオーバーになる。何とかして。

○サン

バイオプラント研究所を支配する巨大な植物。
人の顔が浮き出た様な幹部分と、鋭い牙を生やした大アゴを収納している花弁が特徴的。
弱点は顔の浮き出た幹部分と、花弁の内部のアゴ。
幹にある程度ダメージを与えると花弁が開く辺り、本来の弱点はそこなのかもしれない。
植物らしく無数のツタを繰り出したり、花弁に収納された伸縮自在の大アゴで噛み付いてくる。
また、こいつの種子は鋭いトゲを持っており、最終段階時には無数に吐き散らして攻撃してくる。

地面の中をすごいスピードで掘り進んでくるツタを迎撃するシーンは手に汗握る。
後は意外と連打勝負になったりする。ああ腕が疲れた。

○ホイール・オブ・フェイト

キュリアン研究所の奥に眠っていたコンピューター。HDD3のラスボス。
生前のDr.キュリアンが自分の記憶を移植していたらしい、ある意味で彼の分身。
外見的には機械的なワールドの様に見える。武器は電撃を放出する巨大な輪。
名前の原型である「運命の車輪」にちなんだものだろう。
弱点は胸の部分にある時計の様なパーツ。

輪をまとっての体当たり、輪から放出される電撃で攻撃してくる。
輪を伴って画面全体を縦横無尽に駆け巡るため、狙いがつけづらい。
また名前を由来としてか、自身を時計に見立てて回転し、指し示した時間で攻撃パターンが決まる。

キュリアンの回想シーンによれば、マジシャンとこいつが彼の息子ダニエルを救う存在になるとの事だったが、
こいつを使ってどうするつもりだったのだろう?
自分同様、不治の病に犯された息子の新たな体にでもするつもりだったのだろうか。

○ジャスティス

4本腕の巨大なゾンビ。その腕は人間を一掴みにできるほど大きい。
弱点は口の中…というか舌。
地下下水を潜伏場所にしており、脱出を図るジェームズとケイトに襲いかかる。

腕が4本あるにもかかわらず攻撃は噛みつきやドロップキックなど、さっぱり訳がわからない。
無駄に多い腕を有効に活用していたのは、自分の弱点を防御する事だけだった。
まず口を閉じればいいと思うんだが…。

通称まさよし。(まさよし=正義=ジャスティス)
そもそもこいつのどこがジャスティスなんだ?

○ラヴァーズ

巨大なメス蜘蛛の背中に小さなオス蜘蛛が一体となっている、巨大な蜘蛛。
故にラヴァーズ(恋人)。全身も鎧の様に硬く、蜘蛛と言うよりもカニに近い。
弱点は背中の小さなオス蜘蛛。

無数の足を器用に使いながら上昇するリフトを追いかけ、鋭い足の爪で攻撃する。
また蜘蛛らしく糸を吐き、1のハーミット同様子蜘蛛を撒き散らす事も可能。

しかし妙な蜘蛛だ…オス蜘蛛は前の足だけが異様にデカいし、4本足の蜘蛛両方合わせてやっと8本足だし…。
大体オス蜘蛛の後ろの足が細すぎて6本足に見える。
やっぱりこれは1匹の蜘蛛にもう1匹がくっついて生まれてきてしまったみたいなもんなんでしょうか。

○エンプレス

チェーンソー二刀流の黒いプロテクターと赤い暗視センサーの怪人。
本当に女性なんでしょうか?(エンプレス=女帝)似た武器のストレングスとの関連も気になります。
電車をチェーンソーで切り裂きながら進入し、どこまでも追いつめるその迫力はまさに圧巻。
このボスとの戦闘シーンが一番迫力があって好きという方も少なくはないんじゃないでしょうか?
弱点はストレングス同様頭部。

どうやらチェーンソーは最初はスターウォーズのダースモール同様に上下逆に柄に固定しているが、
ダメージを受けると分離させて二刀流になる。
よく考えたら、横切りの時エンプレスは電車の壁面に張り付いてたのか?
電車とほとんど同じスピードで走るのはムリだと思うしなあ…。
最初に天井に穴を開けて侵入してるんだから、わざわざ外から斬りつけてこなくてもいいんじゃないか?
格好いいからいいんですが。

○テンパランス

今までなかったデカさの巨人。ジャスティス以上。
しかも肥満体。テンパランス(節制)なのに不摂生の塊のような外見ってどうよ?
ハート様の愛称にふさわしく、その肥満体は銃弾の衝撃を吸収してしまい攻撃が無力化されてしまうという代物。
弱点は頭部で、頭部に集中的に攻撃受ければひるむものの、大したダメージにはならないというトンデモない怪物。
巨体を活かした殴りかかりや、転がり攻撃を得意とする。

確かに銃弾は全く通用しなかったが、街の巨大時計を頭に直撃させられて最後には倒される。
実質イベント撃破みたいなものであるが…。
銃弾が当たってへこむ腹部の脂肪が非常に質感が出ている。
ガンガン撃って、命中率を上げてやりましょう。
それにしても、最後の倒れ方、明らかに曙KOを意識してませんか?

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         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \> >
※例の曙KOシーンのAA。

○スター

ゴールドマンビルに入った途端に現れた、赤いコートと短刀の怪人。
人の言葉を話すなど知能も高く、今までの敵とは別格な雰囲気を漂わせる。
空中を浮遊しながら斬りつけてきたり、紫の光弾を無数に放つなどの攻撃をしてくる。
弱点は胸にある亀裂のような傷。

正直こいつの存在が壁になる人も結構いると思います。
でも慣れてくると、ダメージを受けながらも結構倒せてたりするから不思議。
動き方が初代ラスボスのマジシャンに似ており、ナンバーも近い事から関連が囁かれている。
ゴールドマン製マジシャンという事だろうか?

○ワールド

エンペラーとは対照的に、ゴールドマンビル前の地下に封印されていた「パンドラの箱」。
HDD4のラスボスである。
穴から巨大な上半身だけを出しており、エンペラーの様な半透明の体を持っている。
姿は人間に近いが、顔は昆虫の様な顔つきであり、羽も合わせてトンボの様に見える。
タロットカード最後のカードであるワールドを暗示するかの様に、
全てに終焉を告げるために作られた様な事をささやいている。
冷気を操る能力を持っており、地面を走る氷や、氷の斧を振るって攻撃してくる。
弱点はエンペラー同様、胸の赤いコア。

ダメージを受けるとそれが引き金となってか、さらに強力な姿に成長を遂げる。
第2形態では体が赤くなり、氷の龍をつくりだして攻撃してくる。
さらにこの形態を倒してもさらなる成長を遂げ、手のつけられない存在になるかと思われた瞬間、
ジェームズが身を犠牲にした衛星兵器のビームでジェームズともども消滅した。

正直こいつの攻撃はつらいが、物凄く格好良くてシビれる。
氷の龍も質感が非常に良く、迫りながらも砕けて弾ける様は臨場感抜群だ。
第3形態、角の形から仮面ライダーブレイドに見える。
第2形態まではRXっぽいのに。個人的には戦ってみたかった気もする。
幻の第3形態が完結作のラスボスになったりするのか?と少し期待している。

それにしてもこのワールド、ゴールドマンビル地下にあったとはいえゴールドマン製ではない雰囲気である。
それどころか、見様によってはこいつを倒すためにゴールドマンが死後核ミサイル発射システムを利用していた様な気がしないでもない。
いったいこいつを作ったのは誰なのだろうか。ミステリックマンか?
それともゴールドマンが作ったのはいいが、あまりにも強力すぎて制御できなかったのだろうか。
生態系の頂点に立つべくして作られたエンペラーとは違って、破壊を目的に作られた節も感じられる。

しかし、特別エンディングでミステリックマンが「パンドラの箱は一つではないのだよ…」と言っていたのだが、
やはりワールドがパンドラの箱という解釈でいいのか?それとも同じワールドかそれと対等な存在があるという事なのだろうか…
5がいつ出るか楽しみだ。

残りのカードはムーン、ハイプリエステス、デビル…。
スターやマジシャン、ワールド第3形態が復活するのだろうか。

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