メタルギアシリーズのコメント

とりあえず3だけ。

任務は、最愛の人を殺すこと。

時は冷戦の真っ只中。
ネイキッド・スネークはソ連の亡命科学者ソコロフを奪還する任務のさなか、師であり最愛の存在であるザ・ボスがソ連側へと寝返ってしまう。
ソ連の急進派、GRUを率いるヴォルギンはアメリカ製の小型核弾頭で自国の施設を破壊するという暴挙に出る。
緊張の高まるアメリカとソ連の間に、ついに全面核戦争の危機が訪れた。
その最悪の事態を避けるために、スネークはザ・ボスを倒す事を命じられるのだった…。

まあ大まかなストーリーはこんな所でしょうか。
最新装備で武装した全・前々作と違い冷戦時の装備しかないため、かなり四苦八苦してました。
わたしの場合、強行突破が大半になってましたね。
しかしながら、なかなか面白い。食料も捕獲及び奪い取って調達する辺りもいいです。
メタルギアのらしさは損なわず、潜入任務を楽しんでました。

そして何より面白かったのが若い頃のオセロット、ボス率いるコブラ部隊でしょうか。
冷戦時のレトロさを持ちながら、従来シリーズのボス達に負けない強さと個性を持ってます。

一言で言ってこのストーリーは、ネイキッド・スネークがビッグボスになるまでの話でした。
冷戦時にスネークが生きている訳がないと思ったら、何の事はないソリッド・スネークの親でありクローンオリジナルであるビッグボスだった訳です。何となく見当はついてましたけど。

まあEVAはどうでもいいとして。スミマセン。わたしにとっては2の次だったのです。
ザ・ボスとの戦いは鳥肌が立つほど悲しく感じた記憶があります。
EDでスネークに殺される事こそが彼女の任務だった事が明らかになっていますが、彼女の胸中を考えると息子同然だったスネークと戦う事、思想や国家で敵味方に別れる事のない世界に馳せた思いなど、多くの感じる所がありました。
BGM、そして彼女の命を絶つシーン等、演出もすばらしく相当に葛藤したものでした。
まさに彼女こそ、真の愛国者でした。
思想が自分達にそぐわないと言うだけで売国奴呼ばわりする連中とは大違い…スミマセン失礼しました。

ストーリーとは別としても、各シーンの演出は相当スゴいものでした。
メタルギアに比べたら遥かに旧式のシャゴホッドがとんでもないモンスターに映りました。
カメラワークなどといい、その迫力は生ツバもんでしたよ。

さて、メタルギアシリーズらしい遊び心も今回遺憾なく発揮してくれました。
うまい動物や食べ物を食べた時本当に嬉しそうな声のスネークはとっても萌えでしたよ。
簡単に拾い食いして腹を壊す兵士とか…。

ゲーム性とエンターテイメント、ストーリーの両立がここまでできているのもメタルギアシリーズの特徴だと思います。
いやあ本当に楽しんでました。
今も気晴らしで兵士をおちょくったりしてます。

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