北側

南側

内玄関

和室の挽き直した差鴨居が美しく
玄関ホールから入る和室の前室にもなっている
神棚のある板の間にはやはり挽き直した欅の柱も
見えています。腰高の障子の向こうは玄関です。

新作2014

工事は栃木県河内郡上三川町の渇チ藤工務店にお願いすることになりました。

玄関

欅の大黒柱や赤松の差鴨居も綺麗に挽き直しされました。大黒柱はそれでも
9寸(27cm)の太さです。その太さに合わせ和室の柱は5寸と6寸になりました。

吹抜上部とその下にある玄関ベンチ

居間にある薪ストーブの後ろにある障子を開けると
玄関が見渡せます。反対側の和室の様子も分かります。

2階主寝室天井の梁も昔の家の梁でした。
寝室からは直接書斎と納戸へ入れます。

北側ですが、トップライトからの
自然光で明るいキッチンです。

和室から玄関方向を見る

和室北側にお父様の寝室

南側外観

耐水性のある便利なウッドデッキ

鹿沼市O・I邸

丁寧に造られたその外観は模型の形そのままです。

洋の中に和の落着きを感じさせる玄関ホール。シューズクロークも附属しています。

1階にあるリビングダイニングキッチン、和室、
そして畳コーナーのある主寝室。

使いやすい水廻り

眺めの良い広々としたベランダ

2階にはベランダに面したホールを
囲んで3つの居室があります。
ホールからはミニキッチンや洗面
トイレにも行けます。

続
新作2014

欅の大黒柱は新築の家の
玄関ホールに帰って来ました。

欅の柱には荏胡麻オイルを塗りました。
栄養補給して柱も嬉しそうです。

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茨城県つくば市 I・T邸

 8月のお盆明けから解体工事が始まりました。骨組が大変しっかりした建築で、また当時の大工さんの技術の
高さに感動しながら丁寧に解体は進みました。機械など何も無く手作業でここまでの仕事が出来るものかと、
実際にその仕事の跡を見られてとても勉強になりました。再利用できる材は想像以上に多く、またこの場所に帰って
来る日を楽しみにしながら柱や梁、希少価値の高い地板などは新たに加工されるため作業場に運搬されて行きました。

棟梁と建主が可能な限り美しい外観を持ちながら、さらに在来木造建築の技を駆使して
木材の良さを生かした住みやすい空間を持つ住宅を造ろうと、設計を依頼してくださいました。
その結果、期待に応えられる本物志向の家が完成しました。

浴室

 大きな農家の母屋の建替えです。広い敷地内には何棟もの建物が建っています。その中心になる重厚な家を
造らなければなりません。お父様、若夫婦、お孫さんが健やかに楽しく快適に暮らせるよう考えています。
解体される現在の母屋の大黒柱や差し鴨居、長い梁などの材料は、新居にも再利用するよう設計しています。
これらの木材は昔、お父様が切り出してこの地まで運んだという大変貴重で思い出深く、また現在入手するのは
不可能に近いものです。最近家の歴史を継承していくことの大切さを深く感じています。

こちらもケンポナシの
パソコン収納台。居間で使います。

とても希少価値の高いケンポナシの
無垢材で重厚な食器棚を制作しました。

家に対する深い思いが伝わって来ます。ぜひ読んでみてください。

解体した家に使われていた木目のような柄の
とても美しいガラスは大事に保管しておいて
また新しい建具にはめ込まれました。優しい光が
透過していきます。杉の框戸と良く馴染んでいます。

以前の家の風格を残す落ち着いた外観を心掛けました。

居間の薪ストーブ上部の吹抜と
玄関ベンチ上部の吹抜が隣り合って
高窓とトップライトの光を共有しています。
また、薪ストーブの暖房は階段室から2階の各部屋まで伝わっていきます。
階段は『あいうえお階段』です。

階段室を挟んで2つの子供室

2階ホールには洗面コーナーと引戸で入るトイレが
あります。もえぎ色のタイルが爽やかです。

洗面室

風通しが良く
どの部屋も
明るい間取り
になっています。

広々とした居間には東南のコーナーに便利なデッキがあります。

2階の1室にはストーブの煙突が
貫通し、暖房になっています。