逆流性食道炎について

<逆流性食道炎ってどんな病気?>

胃の中の胃酸が食道に逆流することで、げっぷ、胸焼け、のどの違和感などの不快な症状があったり、食道の壁が胃酸によってただれ胸が痛くなったりします。

<なぜ胃酸が逆流するのでしょうか>

胃と食道の境目は括約筋という筋肉の働きによって閉じていて、胃酸の逆流を防いでいるのですが、括約筋の働きが弱くなると胃酸が食道に逆流して炎症を起こします。腹圧が高くても逆流します。

<治療はどのようなものがありますか>

@   食生活の見直し

食べすぎ、早食い、寝る直前の食事、不規則な食事時間、脂っぽい食事、アルコール、炭酸飲料、香辛料の強い食事 などは避けましょう。

消化の良い、煮る・蒸す・ゆでるといった、油を使わない調理方法がお勧めです。

A   腹圧がかかる生活習慣の見直し

ベルトや下着などによる腹部の強い締め付け、重いものを持つことなどを避けましょう。肥満も原因の一つです。

B   寝る時の姿勢

上半身を少し高くして寝ると胃酸の逆流を防ぎます。

C  

逆流を防ぐ薬、胃酸の分泌を抑える薬、漢方薬などがあります。