アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、よくなったり悪くなったりをくりかえす、かゆみのある湿疹を主な病変とする疾患をいいます。
[アトピー性素因とは]@家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎)AIgE抗体をつくりやすい素因。
[飲み薬は] 当院よりは、抗アレルギー剤を主体として、抗ヒスタミン剤などを処方しております。なお症状にあわせて増やしたり減らしたりしますので必ず指示通り飲んで下さい。
[つけ薬は] 当院は基本的にはステロイド(副腎皮質ホルモン)の入ったつけ薬を処方しています。近年マスコミ等の偏向報道によりステロイドの副作用ばかりが騒がれていますが、その副作用に最も気を配っているのが皮膚科医であり、その良いところも悪いところも熟知しています。よって症状や部位により、その強さを変えますので、指示どうり塗って下さい。ただし、プロトピック軟膏というステロイドではない、炎症を鎮めるつけ薬も使用しています。また保湿を目的とした保険薬も併用しています。 [普段の生活は] ◎爪はいつも切って、清潔にしておくこと。 ◎風呂に入って構いませんが、熱い湯や長風呂はかゆみを増します。 ◎石鹸は、香料や刺激の少ないものをお薦めしています。 ◎ナイロンタオルは使わず、石鹸を泡立てて、手で洗って下さい。 ◎シャンプーはフケ取り効果の強いもの、香料の強いものでなければかまいませんが、洗髪回数は週2〜3回、爪を立てずに洗って下さい。 ◎食べ物を制限する必要はないと皮膚科学会でいわれています。 |