風邪症候群について

   

Q1. 風邪症候群 ってどんな病気ですか?

上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。いわゆる「かぜ」のことです。ウイルスや細菌が粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、発熱といった症状が起こります。お腹に症状がでて、下痢、嘔吐、腹痛がおこることもあります。

Q2. なぜ風邪をひくのでしょうか?

原因微生物の約90% はウイルス、残りの約10%は細菌と言われています。疲れていたり、寝不足だったり、体の抵抗力が落ちている時に発病しやすいです。

Q.3 風邪の治療はどのようにするのですか?

安静や水分・栄養補給を心がけます。症状を和らげるため、解熱鎮痛剤や鼻、咳止めの薬などが使われることがありますが、抗菌薬はウイルスには効果がないため使用されません。ただし、3日以上の高熱、膿の混じった痰や鼻水、扁桃の腫れなどが見られる場合は細菌感染が疑われるため、抗菌薬による治療を行うことがあります。

Q. 風邪をひかないために注意することはありますか?

ウイルスや細菌と接触しないように外出時はマスクをし、帰宅時には手洗い、うがいを心がけるようにしましょう。咳やくしゃみなどの症状が出ている場合は、ほかの人にうつさないように鼻と口をティッシュなどで覆うようにし、咳エチケットを心がけることも大切です。

風邪は万病のもと。かかったら無理をしないで早く治しましょう!