カビ（真菌）による病気は、足ではみずむし、からだではたむし、股ではいんきんたむし、あたまではしらくも、と呼ばれており、
爪にも入り爪の色が変わり厚くもろくなります。

診断は：上記の皮膚病と見た目はにている病気はたくさんあります。また痒くないからと言ってみずむしではないとはいえません。正確な診断は顕微鏡にてカビをみつけることになります。またカビも増えたり、消えたりしますのでときどきは検査をして調べましょう。

日常生活の注意：

　・患部を清潔に−　足は石鹸で毎日指の間までていねいに洗いましょう 
　　　　　　　　　　　　　乾いた状態にー湿ったところでは菌が増えやすくなります。
　　　　　　　　　　　　　入浴後足の指の間はドライヤーなどで乾燥させるといいでしょう。

  ・通気性をよくーあしは綿の靴下にし、毎日とりかえてください。

  ・家族内感染に注意ーこまめに掃除を心がけ、バスマットやスリッパ,タオルの共用も避けましょう。

治療：
　　
　［つけ薬］は入浴後毎日薬をつけてください。できれば朝もつけてもらえればなおよいです。ただしジュクジュクした際などはその薬を塗るのをやめて来院してください。なお症状が消えて治ったかなと思ってもさらに最低一月は続けてくすりを塗ってください。菌は皮膚の奥でまだ生きています。

［飲み薬］は症状にあわせて処方し、増減しますので、医師に言われた通りに飲んで下さい。
　　　　　　　　定期的に血液検査も受けてください。

最後にひとことーたむしはもちろんのことみすむしも根気よく治療すれば必ずなおります。ともにがんばりましょう。