急性・慢性副鼻腔炎
いわゆる蓄膿症のことで、症状が出て3か月以内は急性、それ以上は慢性と診断します。

Q1. 副鼻腔炎ってどんな病気ですか?
鼻には鼻腔と副鼻腔があります。副鼻腔とは、頬、両目の間、額の下にあり、空洞になっている部分で粘膜に覆われています。副鼻腔炎とは、その副鼻腔が炎症を起こす病気です。特徴としては、黄色や緑色のどろりとした鼻汁が出ます。鼻づまり、臭いにおいがする、頭痛、鼻がのどに回る、痰、咳などの症状も出ます。

Q2. なぜ副鼻腔炎になるのでしょうか?
副鼻腔炎の原因は、ウイルスや細菌感染、アレルギーが原因とされています。鼻がぐずぐずしている状態が長引くとなりやすいです。

Q3.副鼻腔炎の診断はどのようにするのですか?
レントゲンで、副鼻腔炎に影を認めると確定診断です。小さいお子さんは副鼻腔が未発達なので、撮影せず、症状で判断することが多いです。

Q4.副鼻腔炎の治療はどのようにするのですか?
軽い時は消炎剤で様子を見ます。ある程度炎症が強い時は抗生剤を飲みます。炎症の程度によっては治療は数カ月かかることもあります。症状が軽い急性のうちに治療をすることをお勧めします。

Q5.副鼻腔炎にならないようにするために注意することはありますか?
風邪をひいて、鼻水が長引くときは治療しましょう。あまり強く鼻をかまないようにしましょう。中耳炎になることがあります。