【12月1日(土)】

 午前中にさくら保育園のお遊戯会を見に、栃木市文化会館へ行って来た。白虎隊扮する凛々しい袴姿の年長さんや一休さんの格好で音楽に合わせはたきをかけたり床拭きをする3歳児などとてもかわいらしかった。園児のお母さんに聞いてみると衣装は自前だそうだ。よその子なのに、将来の我が子の舞台を想像して涙があふれてしまった。子供ができてからというもの涙腺が緩くなって仕方ない。

【12月2日(日)】

 設計士さんによる、新居の現地説明会があった。5つの業者さんが時間別に説明を受けるので、いたずら盛りの我が子は別の部屋に「隔離」する。おばあちゃんに遊んでもらう。私はそのそばでパパのお手伝い「テストの採点」をする。
 職場復帰後は
「仕事は家に持ち帰らない(どうせできないだろうから)」、
「時間で区切って仕事をこなす(保育園で私の帰りを待つわが子を迎えに行くため)」
ようにしたい。
 復帰予定の3月22日から新居完成予定の6月までは特に時間を上手にやりくりしないと家族や周りの人に迷惑をかけかねない。
大場寿子先生の本に書いてあった、
「どうしようもない、考えてもできないことは素直にあきらめる」
「あきらめて今できることをやること」
「続けてしてきたことは何とか努力してみること」
の言葉が、欲張りな私に響いてくる。
【12月3日(月)】

 さくら保育園の子育て支援センターに遊びに行く。午前中は盛況だが、午後は私たちだけだった。保育士の方が常時いらっしゃるので、相談にのってもらった。
「入園したては、泣いているお子さんもいますか?」と聞くと、
「一日泣いている子もいます。声がかれてしまうほど。中には子供が気になって、こっそり外から中の様子をのぞいているお母さんもいます。私も娘にずいぶん泣かれました。それまで夜泣きしたことがなかったのに夜泣きするようになって。そんな娘を見て、こんなにつらい思いをさせてまで仕事を続けるべきなのか、本当に悩みました。お母さんたちを見て思うのは、『お母さんもこれからお仕事をがんばってくるからね』という気持ちでお子さんを預けていく方がお子さんにとってもいいみたいです。そして、私たちは『後のことは私たちに任せて』という気持ちでお子さんを預かっています。」
と、話してくださった。
 先輩ママの話は、ひよこママにとって貴重だ。気持ちがとても軽くなった。

【12月4日(火)】

 2週間ぶりに実家に行く。開口一番、「また顔が変わった」。赤ちゃんの成長はめざましい。一緒にいるとわからないけど。
 我が子は家に入ったと同時に興味あるものに手を出し、破いたり、口に入れてみたりと忙しい。「おもちゃはいらないねえ」とおばあちゃんの言うことに納得する。お気に入りは猫の「ラッキー」とお財布。猫をさわっている(つかんでいる)ときの興奮度は頂点に達する。
 午後は人形屋さんへ「羽子板」を取りに行くついでに「ひな人形」も物色する。あまりに種類が豊富で目移りしてしまう。年内に予約すると「桐の箱」が特典としてついてくるのでまたトライしよう。