生後1ヶ月ほど授乳以外で抱っこすることがあまりありませんでした。 というのも実家の母に「抱き癖がつく」、「赤ちゃんにとって、泣くことは 唯一の運動」と言われたからです。 今考えると、偏った持論だったし、娘には申し訳ない気持ちでいっぱいに なります。結局、その誤った子育てで「泣き癖(?)」がついてしまいました。 アパートに帰ってからは泣いたら抱っこするようにすると、泣きわめくこと も、延々と泣き続けることもなくなりました。抱っこは最高のゆりかごなんで すね。ごめんね。未熟なお母さんとおばあちゃんで。 子育ての本にも書いてありましたが、心地よい羊水に包まれ保護されて いた胎内から外界に出て来た時から、絶えず不安な思い、恐怖を感じて いるそうです。それを和らげてあげるために、抱っこは欠かせないんだと 強く感じました。 |
娘が2ヶ月の頃。夕方、気持ちよさそうに眠っていたので「起こすのは可哀想だから」と思い、娘を置いてすぐ近くのお店に買い物に行ったことがあります。時間にして約10分。慌てて戻ってくると、娘の泣き声が聞こえてきました。しかも尋常ではない泣き声が。急いで玄関を開けると、目の前の光景に一瞬、言葉を失いました。 娘が玄関マットを下敷きにして、玄関から下に落ちていたのです。うつ伏せに近い状態で大泣きしていました。廊下に敷いておいた布団から、脚力と背筋力を使って玄関まで動いたようです。 「もし、玄関マットがなかったら」、「頭を強く打ったら」、「私の帰りがもっと遅かったら」と考えたらぞっとしました。 どんなに短い時間でも、外出するときは置き去りにしてはいけない。こんなこと、常識なんでしょうね。 |