母乳育児をスムーズにさせるために
 私が出産した病院の対応、結果、原因が次の通りです。

《対応その1》  赤ちゃんが産まれてすぐに口にした物は糖水と人工乳。
〈結果その1〉 母乳育児がスムーズに行かない。
〈原因その1〉 赤ちゃんにおっぱいがインプットされていないから。
 出産後30分以内におっぱいを飲ませることが大切(ぐるりとなめ回すだけでも良い)。赤ちゃんが外界の生活に対応する時間であり、ホルモンの影響で乳首が柔らかくなっている状態。
 この後、赤ちゃんは深い眠りにつく。この行為でお母さんの乳首を思い出すのか、その後の授乳がスムーズに行くそうだ。(‘刷り込み’と同じ?)
 ちなみに「糖水嘔吐」と言って吐くことがあり、かえって良くないそうだ。


《対応その2》  2日間の母子別室
〈結果その2〉 新生児室を通るたびに我が子が泣いている。 
〈原因その2〉 頻回授乳(24時間以内に7回以上)をしていないから。
 出産後、量は少ないが免疫物質のたくさん入った初乳が出る。お母さんのお腹の中で無菌状態にいた赤ちゃんは外界に出たとたんに雑菌にさらされるが、この免疫物質がしっかり守ってくれる。
 また、初乳には胎便を早く出す物質が入っており、胎便が早いとほとんど黄疸は見られない。
 さらに、頻回授乳をすることで乳首のつまりも取れ、おっぱいがぱんぱんに張ることも少なくなる。


《対応その3》  母乳を飲ませても必ずミルクを与えるシステム
〈結果その3〉 よく吐く。
〈原因その3〉 産まれたばかりの赤ちゃんは満腹感が分からない。また、
人工乳の場合、お母さんの乳首と違って楽に飲めてしまうため飲み過ぎてしまう。
 しかし、母乳には飲み過ぎにならない秘密がある。飲み始めと飲み終わりとでは成分と味が違う。飲んでいるうちに脂肪量が増えるため、お腹いっぱいになり自然におっぱいを離す。