おばあちゃんの失敗
 私の実家の母は、早期教育に余念がありません。生まれて間もない孫に積み木をプレゼントしたり、足の運動を試みたり。他に「早期の離乳食」にも熱心でした。
 「口に異物を入れることで刺激を与える」 
それが脳の発達につながると信じているようでした。育児も「我流」が入ると困りものです。法則化と同じで「事実」が一番です。
 母が愛読している雑誌に次のように書いてありました。
「赤ちゃんの消化吸収機能は6ヶ月くらいから」
「吸収能力が未熟な状態では、食べ物が十分に消化されずに腸を通過し、
アレルギー反応を起こしてしまう」
医師が書いたコラムでしたので、それからというもの、母は離乳食について意見することは少なくなりました。
 「他人と比べて焦らないように」と、コラムの最後に書いてありました。
おっぱいにしこりができる
 私の右の胸は何かとトラブルが多いです。6ヶ月目で赤くはれ、下の部分にしこりができてしまいました。押すと少々痛みます。乳腺炎が怖いので近くの産婦人科へ相談し、おっぱいマッサージをしてもらいました。久しぶりにあの痛みがよみがえり、
「この子のためならこんな痛みくらい耐えねば。うー、でも、痛い。」と必死にこらえ、詰まったお乳を出してもらいました。
 婦長さんから「油っこい食事を控える」、「自分でも基底部を開くマッサージをする」ように言われた。
 翌日には、昨日までの痛みが嘘のように腫れも引き柔らかいおっぱいに変わっていた。
婦長さんのマッサージは効果覿面。またお世話になりそうです。