大平町立各小中学校と部落解放同盟大平町協議会
教育専門部会との合同研修会について
1 目的 先進地視察を通して研修を深め,大平町における学校同和教育の
一層の推進に資する。
2 期日 平成12年8月24日(木)
3 場所 小田原市中央公民館
4 内容
(1)開会
(2)自己紹介 神奈川県参加者 大平町参加者
(3)挨拶 大平町参加者代表 神奈川県参加者代表
(4)内容紹介 大平町の同和教育の取り組みと研修の目的について
(5)神奈川県の同和教育の取り組みについて
・同和教育運動の組織化について
・県教育行政の取り組みについて
・西湘地区の教育活動について
・川村小学校の取り組みについて
・川北中学校の取り組みについて
(6)意見交換
(7)研修のまとめ 大平町参加者代表
神奈川県参加者代表
(8)閉会
5 研修をふりかえって
・神奈川県では,教育委員会を軸として,各組織が一体となって同和教
育運動に取り組んでおり,確実に実績をあげていることがわかった。
会議を定期的に持ってお互いの立場を踏まえながら意見を出し合い,
常に前向きに取り組んできたことが大きな成果につながったのだと思
う。
・小学校の発表で直接的指導について参考になる部分があった。
*直接的指導の授業の前に親との話し合いをすること
*直接的指導が年計の中に計画的に位置づけられ,実施されている
こと
*直接的指導の授業で,南王子村の人口を資料として使ったもの等
今まで自分が目にしていないものがあったこと
*新しい授業の開発のための組織があり,計画的に進められている
こと
・小中学校の連携がよくされており,同和教育が系統的に指導されてい
るので感心した。今後の授業に生かしていきたい。ただ,全般的な説
明を受ける中で感じたのは,わが大平町の同和教育に対する取り組み
がいかに進んでいるかということです。
・川村小学校の取り組みでは,各教科のどの場面でどのように人権意識
を育てるのかが明確にされているという話があったが,日頃の授業実
践の中で,同和教育を常に意識しながら進めることは非常に大切なこ
となので参考にしたい。
・直接教材の検討委員会を設け,組織的に直接的指導の授業研究を行っ
ていることはすばらしい取り組みだと思った。
・直接的指導の指導案を資料としていただいたので参考になる。特に,
はじめてみた教材もあり,よかった。
・小学校での取り組みは,各単元での指導に工夫がみられ,事前の準備
に努力のあとがみられ,よいものは参考にしたい。
・山北中学校の取り組みでは,特に人権教育配慮事項が明確になってお
り,どんな場面でどのようなことに配慮したらよいか,全職員が共通
理解を図っていることがすばらしいと思った。教育の基盤となる教師
と子どもの信頼関係は,教師の子どもへの接し方によって決まるので
山北中の取り組みを参考にして本校の実態に照らし合わせたものを考
えていきたい。
・今回,山北町立川村小学校と山北中学校における人権・同和教育の取
り組みについて説明していただいたが,両校は,同一学区内にあるそ
うで,常日頃から親密な関係にあるようだ。同和教育に関しても,小
学校から中学校への連携が計画的になされており,大変すばらしいと
感じた。小中学校の連携については,現在の重要課題の一つであるが
このような成果をあげるには,数多くの話し合いの場を設定し,指導
の在り方について真剣に研究,検討してきたのだろう。また,最も勉
強になったことは,「今までは,被差別部落の人々の悲惨さのみを全
面に押し出すことによって不当な差別を考えさせてきたが,これらは
被差別部落において重要な役割を果たしていた人々がたくさんいるに
もかかわらず,いわれなき差別を受けたという事実を踏まえて,考え
させていくべき」という点であった。差別をなくすためには,相手を
尊重する心が不可欠であり,それには,マイナス面よりプラス面を強
調した方が効果的だと考えていたからである。今回の研修会はとても
価値あるものとなった。
・こういう場ではなかなか意見を出しにくいものであるが,活発に意見
が出てとてもすばらしかった。それだけに参加者のみなさんの意識が
高く,真剣であったということだ。本音で語り合うことができて感動
した。予定時刻をはるかにオーバーしたにもかかわらず,最後まで熱
心に話し合えたことで,今回の研修の成果は十分にあったといえるの
ではないだろうか。
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