下野三十三番観音霊場 
〜 2番札所 観音寺 〜

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 寺 院 名 観音寺
(かんのんじ)
 宗  派天台宗
 観 音 様千手観世音菩薩
 御 詠 歌道すぐに 迷はず祈れ鉢石や
  堅き誓のあるにまかせて
 札  所同  寺
 住  所日光市上鉢石
 駐 車 場同寺境内へ
 略 地 図 の 表 示
【紀行文】
 日光市街地のほぼ真ん中に位置する2番札所観音寺様は、国道119号線を一度曲がり、長い坂を駆け上って山門をくぐると、広大な境内地が広がる見晴らしの良い高台にあるお寺様であり、山門を背に右手に御本堂、正面に聖観音堂が配置されていました。御本堂の玄関にて、御朱印をお願いすると、『参詣のしおり』を戴きました。このしおりによりますと、お寺の開基は弘仁11年(820)、弘法大師によるもので、大師自刻の千手観音様を祀ったのがその由来だそうです。その後江戸時代、天海大僧正から「鉢石山無量寿院観音寺」の三号を頂戴し、天台宗輪王寺の直末となられたそうです。
 千手観音様のお堂『大悲堂』は、山門近くのかなり急な石段を登った龍崖山山頂にあるそうなのですが、現在は、女性参拝者のために、千手観音像は御本堂に安置されておられるそうです。そして年に1回、8月9日、『大悲堂』に移され、秘仏千手観音様の扉が開かれ、お護摩が焚かれ、ご供養されるそうです。
 今回、雪のため残念ながら『大悲堂』へは行けませんでしたが、いつか秘仏千手観音様の御開帳の際には是非お参りさせていただきたいと思います。(写真は御本堂のものです)



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