下野三十三番観音霊場 
〜 4番札所 佐貫観音 〜

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 寺 院 名 佐貫観音
(さぬきかんのん)
 宗  派真言宗
 観 音 様聖観世音菩薩
 御 詠 歌ありがたや 室の岩戸を押し開き
    大悲の御影うつるきぬ川
 札  所佐貫荘
 住  所 塩谷町船生佐貫
 駐 車 場無料駐車場、または近隣へ
 略 地 図 の 表 示
【紀行文】
 ご詠歌にあるように、鬼怒川に映るが如く、そびえ立つ巨大な岩山。その高さ64mの断崖絶壁に平安時代、空海〜弘法大師様が一夜にして彫り込んだと伝えられているのがこの『佐貫観音』であります。
 この地は、県内では有名な観光名所であり、桜のシーズンには花見客で、さらに賑わいを見せるそうであります。さて実際に、岩山に刻まれ観音様を見つけだすのは、なかなか難しいことでありました(ちなみに左の写真では分かりません)。解説によりますと、実はこの石仏は観音様ではなくて、大日如来様の坐像だそうで、『佐貫観音』の名の由来は、この絶壁の下部にある洞穴に祀られている聖観音像によるもので、現在は宇都宮市篠井の真言宗智山派の東海寺が管理されているそうであります。その姿は高さ18.2m、顔の長さ3m,幅1.64m、岩の中央部からわずかに下から最下部にかけて位置するそうなのですが、いくら見てもやはり分かりません。ここはどなたか地元の方に聞いて教えていただいた方が良さそうです。これも観音様の取り持ってくださる、何かの『ご縁』なのではないでしょうか。
 なお、御朱印は岩山の向かいの川魚料理『佐貫荘』において頂戴いたします。御仕事の迷惑にならない様、見計らってからお願いするようにいたしましょう。



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