下野三十三番観音霊場
〜 9番札所 竜泉寺 〜
寺 院 名 | 竜泉寺 (りゅうせんじ)
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宗 派 | 真言宗
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観 音 様 | 千手観世音菩薩
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御 詠 歌 | 善根のたねを植へにし大田原 大悲の縁に実る後の世
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札 所 | 同 寺
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住 所 | 大田原市城山町
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駐 車 場 | 同寺駐車場へ
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略 地 図 の 表 示
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【紀行文】
江戸時代より、大田原氏の城下町として栄え、現在県北の中核都市となっている大田原市。その東部に位置する太田原城跡である龍城公園、そして龍頭公園にほど近い、緑豊かな場所に、竜泉寺様はございました。
寺の伝えによりますと、もともと下野観音講の札所としては、竜泉寺様の末寺の一つである慈眼寺様があたっていたそうですが、江戸時代の火事による焼失、そして明治時代のお寺の統廃合によって、この竜泉寺様が札所となった経緯があるそうで、竜泉寺様ご自身は、北関東三十六不動尊霊場の第24番札所としての方が知られているそうであります。
さて、大田原は“大俵”とも書かれ、御詠歌にありますように、善根の種が、この巡礼によって豊かに実り、文字通り“大俵”となりますことを願い、千手観世音菩薩をお参りさせていただきたいものであります。
私が参拝いたしました際には、目下、本堂は再建中であったのですが、現在(平成15年6月)では、真新しいご本堂が納経する人を迎えてくださることでありましょう。