現代人の法話 
〜 「新年にあたって〜今年の目標」 〜

新しい年を迎え、今年の目標や誓いを定めた方もいらっしゃると思う。そんな方には大変恐縮だが、アメリカのある調査で新年の誓いはその8割が破られるという統計があるそうだ。

私自身も覚えがあるが、目標を立てるだけではダメで、具体的な方法を定め、それを続ける根気が必要である。しかしこれが難しい。そこで私が感得したヒントを3つ記してみたい。

(1)目標を人に公言する、紙に書いて目立つ所へ貼り出す。…常に目標を意識することができる。特に厳しい他人の目は効果がある。

(2)短中長期の目標を立てる…小さな達成を重ねていってはじめて大きな成果が得られる。また成功体験を重ね、振り返る事によって自信が生まれる。

(3)先延ばし〜「明日頑張ろう」をやめて継続する。…最後の継続≠ヘ最も難しい。これを克服するには、@目標を達成した時の自分の姿をイメージする。A三日坊主を続ける〜三日坊主とはあきっぽく長続きしない意味だが、考え方を変えて10回やれば30日もやった事になる。つまり短期間に色々な方法を試し重ねていく。Bくじける心を支える力を持つ。などの方法を自分に合せて組み合わせていく必要がある。

私がお薦めするのは、お仏壇の横に目標を貼り出す事。仏様やご先祖様が常に見守り、くじけそうな心を必ず支えて下さるからである。仏様のご加護のもと、良き一年を。




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