現代人の法話 
〜 「幸せのために、夢を語ろう」 〜

新しい年を迎え、今年の目標を決めた方もいらっしゃると思うが、一方で漠然と幸せになりたいと考えている方もいらっしゃるであろう。そんな方に、明治の大実業家・渋沢栄一氏の『夢七訓』を贈りたい。「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。故に幸福を求める者は夢なかるべからず」〜今も知られる数多くの大企業の設立・経営に携わった人物が幸福への第一歩は「夢」を持つ事であり、その実現のために信念をもって計画、実行等をする事を順をおって明快に教え示して下さっている。

夢や目標を持つ事は大切である。その夢に向かって努力する過程にも人は充実感や幸せを感じ、さらに実現すれば達成感や幸福がもたらされる。そして、そのために最も重要なのは実行≠ナある。お釈迦さまは「言葉だけ美しくて、実行の伴わないのは、色あって香りの無い花のようなものである」と口先だけで行動の伴わない事を戒め、言葉(夢や目標)と実行の両方の充足を薦め諭して下さっている。

平成から新しい年号へと変わる本年。大いに夢を語り、その実現に向けて、確固たる信念をもって実行を〜自らを励まし行動を起こしていきたい。



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