ふるさと栃木、再発見 
〜 「太平山」 〜

新連載第2回は、栃木市が誇る名所太平山≠紹介します。

太平山は近龍寺から西へ約4q、標高341mの小さな山ですが、実は見所満載のエリアです。交通手段は車または歩きが主で、今回は遊覧道路(ハイシーズンは一方通行になる)の順に紹介していきます。

紹介のスタートは永野川緑地公園、ここは広い芝生の公園で子供用の遊具が充実、小さなお子さん連れには格好の遊び場です。そこから進めば春は桜のトンネルが楽しめる遊覧道路、両側は名門「栃木カントリークラブ」です。さらに山道を登れば太平山神社、謙信平が見えてきます。太平山神社の歴史は古く一説には慈覚大師円仁による1千年200年前開山など、古来より「天下太平を祈る社」として信仰を集めてきました。謙信平は、戦国時代、上杉謙信公が太平山から関東平野を見渡して、その広さに驚いた事を名の由来とし、その眺望は北関東随一。晴れた日には遠く東京スカイツリーや新宿高層ビル群、富士山を見ることが出来ます。また地上が霧になると眼下の峰々が霧に浮かび島のように見える事から「陸の松島」とも呼ばれます。さらには栃木市出身の山本有三先生の石碑もあります。

春は桜のトンネルと謙信平の花見、6月は太平山神社の参道を中心に咲く可憐なアジサイ、秋は木々の色とりどりの紅葉と、各季節ごとの風情の中、食の三大名物、やきとり・だんご・たまごやきを頂くのが太平山観光の醍醐味です。

 

栃木に来られた際は、是非一度、味わってみて下さい。


 


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