ふるさと栃木、再発見 
〜 「山本有三ふるさと記念館」 〜


今回は、当山から徒歩1分、山門を真っ直ぐ進み大通りに出て左側の「山本有三ふるさと記念館」をご紹介します。

有三先生は、明治20年に栃木町万町で呉服商の長男として生まれ、作家、文化人、政治家として中央でご活躍、昭和35年に栃木市名誉市民、40年に文化勲章を受章され、文豪≠ニ称された郷土の偉人として知られます。

現在、東京の住まいであった三鷹市の趣のある洋館は「山本有三記念館」、生まれ故郷の栃木市に「山本有三ふるさと記念館」と2つの記念館があって先生を顕彰するため一般公開されています。

当山は有三先生自らが墓地を定め、ご自身も埋葬される菩提寺であり、先生のお命日である1月11日には「一一一忌」と呼称され、毎年墓前で「ふるさと記念館」を運営するNPO法人・山本有三記念会によりご法要が営まれます。

ふるさと記念館は、有三先生の生家その物ではありませんが、幕末頃の建築で、商人町として栄えた頃の面影を残す土蔵造りで、大きな防火扉や懐かしい狭い急な箱階段など建築物としても一見の価値があります。

内部には、先生の書斎を再現した展示や栃木、三鷹、大森、湯河原と居を移した頃を写真パネル等で紹介、また当時の国語の教科書、日本小国民文庫の中に使われた挿絵の原画など貴重な物も展示されています。

ぜひお参りの際に、ご家族皆さまでお立ち寄り下さい。


 


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