ふるさと栃木、再発見 
〜 「2つの桜の大木」 〜


 

枯葉の下には青々とした草の葉が育ち、寒さの中にも春の訪れを感じる頃となりました。春といえば桜、栃木市周辺にも桜の見所は数多くありますが、今回は2ヶ所の桜の大木をご紹介します。

1本目は、「国分寺の薄墨桜」です。当山から車で小金井街道を東に向かい15分程で「天平の丘公園」に到着。ここの「薄墨桜」は岐阜県根尾村にある国の天然記念物指定の薄墨桜の実生苗を約30年前に移植、成長させるのは難しいと言われていたものを見事開花に成功。花の見頃は3月下旬の5日間程度と短いですが、その圧倒的な大きさと幻想的な姿、特に近くに寄って大木から切れ間なく降りそそぐ花びらを見上げていると、天平の時代に引き込まれるような錯覚すら起こす程です。

2本目は大変色合いの美しい桜の大木として知られる、太平山の麓にある「太山寺のしだれ桜」です。樹齢400年を超える古木は徳川4代将軍家綱公の生母「お楽の方」お手植えの桜です。あまりに大きく枝を広げた樹は、その枝を支えきれずに心配な状態になりましたが、30年程前に大治療を施し復活、3月下旬に鮮やかに咲き誇ります。花の時期は少し長く、その間ライトアップされ、光の中に映し出される花は、さらに色が増し見とれてしまう程です。

@国分寺 薄墨桜(下野観光協会) …下野市国分寺993

0285(39)6900

A太山寺 しだれ桜  …栃木市平井町714

0282(22)1514


 


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