ふるさと栃木、再発見 
〜 「おおひら郷土資料館、歴史民俗資料館」 〜


 

栃木市内から東北自動車道・佐野ICに向かう途中のぶどう団地≠フ中、その山裾に位置する『おおひら歴史民俗資料館と郷土資料館』を今回紹介します。

はじめに『おおひら郷土資料館』は、江戸時代の大庄屋であった白石家の旧宅戸長(こちょう)屋敷≠整備。立派な長屋門を入ると、「母屋」、「離れ」「蔵」などが並び、郷土資料館として大庄屋の風格を今に残す古民家は広さもあり季節ごとに様々なイベントを開催。映画撮影にも貸し出されています。また「離れ」は大正7年、陸軍特別大演習の折、三笠宮様の宿泊所にもなった趣のある建物です。さらには自然素材・エコにこだわった短時間で出来る、藍の葉のタタキ染めやまゆストラップ作りなどのクラフト体験なども楽しめます。(土日祝日または事前予約で開催)

次に隣接する『おおひら歴史民族資料館』では縄文時代から近代までの考古・歴史・民俗資料を展示しています。特にこの地は今では想像も出来ませんが、かつて広大な沼地があり、そこに沈み込んでいたために、大変良い状態で出土した国内最大級の舟形木棺や木製太刀などの重要文化財が収蔵展示されています。他にも周辺の「下野七廻り鏡塚古墳」から出土したものや個人コレクターから寄贈された浮世絵版画展示室、さらには懐かしいと好評の家電製品が普及する以前の暮らしで使われていた昔の日常道具の展示など見所が沢山あります。

また周辺には葡萄畑が広がり、これからの季節、美味しい「ぶどう狩り」が楽しめます。

(入館料=各100円、毎週月曜休館)

?0282(43)8686


 


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