ふるさと栃木、再発見! 
〜 「 大柿花山(おおがきはなやま) 」 〜

 

今回は当山から車で約20分、栃木市都賀町大柿にあり花とロマンのトレッキング≠謳(うた)う植物園「大柿花山」を紹介いたします。

「大柿花山」は、日光連山の裾野、小高い位置にある大柿の郷、「布袋ヶ岡城址」の自然を生かして開かれた植物園です。「布袋ヶ岡城」は平安時代に藤原秀郷公が築いた山城で、戦国時代、栃木市周辺を治め、栃木城も計画した皆川氏の支城となり、その遺構が手つかずで残されていました。

平成10年、その豊かな自然を生かして農業法人・大出園芸「栃木植物園」としてスタート。2月寒さの残る頃からロウバイ、梅、椿(400種程)などが咲き、続いて春になるとサンシュウ、モクレン、桜、山桜たちが開花します。下草には福寿草、節分草、クリスマスローズ、白いエンレイソウとカナダから取り寄せた黄花カタクリが群生、山肌が桃色黄色の衣を纏(まと)ったかの様になります。さらに夏にはサツキ、アジサイ、日光キスゲ等、秋は萩や彼岸花など季節ごとの花木が楽しめます。

またこの花山はトレッキングコースになっており、幾通りのコースがあって布袋ヶ岡城の本丸跡までも登ることが出来ます。山城跡だけに勾配はかなりのもので運動靴は必須です。コロナ禍の気分転換に、自然と親しめる「大柿花山」へぜひお出掛け下さい。

・住所:栃木市都賀町大柿60、電話0282―92―0871
  (9時半〜17時開園、年中無休、大人500円 中学生以下無料)

 


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