ふるさと栃木、再発見! 
〜 「栃木市立美術館」 〜


 

来たる11月3日(木・祝)、旧栃木市役所跡地に新たに建設された「栃木市立美術館」が開館します。本美術館は隣接する「栃木市立文学館」と共に「とちぎの歴史・文化・芸術を、みんなで楽しみ、広め、創る拠点」をコンセプトに新設されました。

所蔵する作品は、栃木市に縁のある美術品が多く、江戸時代に栃木に滞在し作品を残した喜多川歌麿の肉筆画「女達磨図」や「三福神の相撲図」またその代表作品「雪月花」3点の原寸大高精細複製画があります。(原本は2点は米国に、1点は箱根の岡田美術館所蔵)また明治以降に活躍した市内大塚町に生まれた清水登之(とし)の「大麻収穫」、さらには西洋画、日本画も描いた橋本邦助、栃木女子高校で教鞭をとった刑部人(おさかべ じん)、奄美大島に渡ったのち日本のゴーギャンと言われた田中一村(いっそん)、農民や女性子供たちなど日常生活を版画に彫りあげた鈴木賢二、竹工芸の飯塚鳳齋(ほうさい)、琅○(王干)齋(ろうかんさい)らの作品があります。展示室のほかにも「つなてみち」と名付けられた多目的室があり、講演会やワークショップなどの教育普及活動が行われます。

オープン時には、歌麿の「雪月花」の三幅を中心に栃木市ゆかりの作家達の作品の特別展示が予定されています。以前(No.44)にご紹介しました隣接の「栃木市立文学館」と併せて文化の秋を楽しまれてはいかがでしょう。

・住所:栃木市入舟町7―31、電話:0282―25―5300
    (月曜休館、要入館料、9時半〜17時、駐車場あり)

 



Back