ふるさと栃木、再発見! 
〜 「油伝味噌」  〜

油伝味噌 正面店舗への入り口
囲炉裏と囲炉裏端イートインスペース
 

  今回は寺から北西に徒歩約15分、車で約4分の市内嘉右衛門町を通る例幣使街道沿いにある「油伝味噌」をご紹介いたします。

例幣使街道とは江戸時代、京都から日光東照宮へ参拝する勅使が通った街道で、嘉右衛門町には道の両側に黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵群などが多く残され、栃木県内で唯一国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。その中にある「油伝味噌」は、国有形文化財に指定された歴史ある蔵造りの建物で、約240年前に油屋として創業、江戸末期からは国産大豆を原料に深みのある豊かな味わいの味噌を今も作り続けています。
併設された茶店では、江戸期の趣深い木造建築の中で蔵に囲まれながら、豆腐、里芋、こんにゃくなどの味噌田楽やクラフトビール、アイスクリーム、甘酒などを楽しむ事ができます。特に「油伝麦酒」は、昨年5月に新発売されたばかりのクラフトビールで、お土産処では、名産の味噌のほかに、クラフトの缶ビール、甘酒、こんにゃく等が販売されています。さらには10人以上で予約をすると、味噌工場の見学や田楽の定食を楽しむ事も可能です。

近年、嘉右衛門町には伝建地区ガイダンスセンターや雑貨や着物レンタルのお店などがオープンし、大変活気に溢れています。ぜひ一度ご訪問ください。

・栃木市嘉右衛門町5-27 0282―22―3251
火・水曜定休、祝日は営業、入館無料、駐車場あり



 



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