ふるさと栃木、再発見! 
〜 「下野国庁跡(しもつけこくちょうあと)」  〜

復元された美しい前殿
 

 春のきざしも感じる昨今、今回は栃木の歴史を学べ、当山からも車で約10分程の国指定史跡「下野国庁跡」をご紹介いたします。
 「下野国庁」は、奈良・平安時代における下野国(今の栃木県)統制の中核、現代でいえば県庁のような役所で、当時は主要街道であった東山道(とうせんどう)が通り、東西南北の街道が交わる要所であった事もあり下野国の政治・経済・交易などの中心地として大変繁栄した地域だったと推測されます。
 その国庁の跡は、約100m四方の敷地に整然と建物が並び、その周囲には広大な道路と町並みが広がっていたと昭和50年代からバイパス道路の建設の際に始まった発掘調査から判明しています。
 現在の史跡は、広大な敷地に復元された前殿(ぜんでん)と建造物跡に建てられた柱たち、またその北側の正殿(せいでん)跡と思われる場所には神社が鎮座、さらには資料館があります。特に資料館には、国庁跡全体の復元模型や発掘された瓦や陶器、役所であった事が分かる木簡(もっかん)や硯(すずり)、その仕事の様子などが展示、さらには地図や発掘時などの沢山の古い写真、その詳しい解説があり、歴史好きには大変有意義なスポットとなっています。
 今はのどかな田園地帯が、かつては栃木県の中心地として栄え、多くの人々の往来が…、この地に立ち、しばし古代の歴史ロマンに浸(ひた)ってみてはいかがでしょうか。

・住所…栃木市田村町300、電話0282―27―8900(9時半〜16時半、入館無料、月・火と年始年末は休館)



 



Back