院長紹介

院長略歴

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院長 轡田(くつわだ) 啓子

平成4年3月  新潟大学医学部卒業
平成4年4月  聖路加国際病院勤務
平成7年5月  新潟大学医学部附属病院勤務
平成11年7月  下都賀総合病院勤務
平成12年3月  新潟大学大学院医学研究科博士課程修了
平成21年2月  こひらメディカルクリニック 開設 

※日本内科学会認定医 日本医師会認定産業医 日本透析医学会専門医 日本腎臓学会専門医

令和元年 Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health(Master of Public Health)修了 令和2年  上智大学グリーフケア研究所 認定臨床傾聴士
令和5年  日本スピリチュアルケア学会 臨床スピリチュアルケア師

 


ごあいさつ

 「知らない間に尿蛋白がでて、、、」
「何ともないと思っていたら、腎臓が悪いといわれた」
「病気ひとつしたことがないのに、透析しなくちゃならないなんて、、、」

生きている限り、私達の体は年齢を重ね変化してゆきます。
私達が「正常」と思っていた体、心、精神のはたらきも変わってくるのです。
でも、何が「正常」であり、「病気でないこと」なのでしょうか?
そして私達が本当に困るのは「病気」自体なのでしょうか?
それとも病気や老いによってもたらされる、生活、役割、大切なものや周囲との関係の変化なのでしょうか?

世界保健機関(WHO)は「健康」を以下のように定義しています。
健康とは、身体的、精神的、社会的、霊的に、
全く良好なダイナミックな状態のことであり
単に病気や虚弱でない、ということではない。

私は、医師としての初期研修を聖路加国際病院に学びました。
「患者さんと同じ目の高さで聴き、話しなさい。」
当時の院長、80歳の日野原重明先生の最初の訓示でした。
そして先生は95歳の時の絵本「いのちのおはなし」の中で、
「自分の持っている自分の時間。それが自分の命」と教えて下さいました

「自分の時間、いのちをどのように使って過ごしてゆきたいのか。自分らしくあるには」
 これこそ、慢性腎臓病の患者さん、ご家族、私達医療者がしばしば悩みながら決めてゆく、慢性腎不全に対しての治療を選ぶ際の、道しるべではないでしょうか。
腎代替治療(透析や腎移植)を始めるだけではなく、保存的治療(薬物治療、食事療法や運動療法、生活環境の調整)を継続してゆくこと、そしてそれらを生活環境や体の変化に応じ調整してゆくことも同じように大切です。
医療者だけで決めるのではなく、皆様の価値観や生活環境などを十分に考慮したうえで、日々実践を積み重ねてゆく過程を大切にしたいと思います。
 その長い日々の中で、何かのきっかけや、老いによって避けられないことが起きてしまうかもしれません。
そして、あなたが「大切にしているもの」とのつながりが危うくなることもあるかもしれません。
でも、あなたやご家族だけで悩まないでください。
私達や、地域であなたのことをよく知っている人たちと一緒に、「あなたの大切にしたいもの」について分かち合い、治療やケアついて話し合い、安心して生活してゆけるように、共に歩んでゆきましょう。

こひらメディカルクリニックは、皆さまの治療やケアについての話し合いや、困りごとにスタッフ全員で寄り添い、「すこやかな」生活を目指してサポートしてゆきたいと思います。


施設概要

施設案内
開院日
平成21年年2月2日
診療科目
腎臓内科・透析内科・内科
所在地
〒328-0073 栃木県栃木市小平町12-17 TEL 0282-20-1530