iPhone天文アプリ  その2


これまでの放送では、iPhone用天体アプリとして、「Star Walk」と「Sky Safari3」を使ってきました。今回は同じような天体アプリの「iステラ」をご紹介します。

「iステラ」はどこが良いのでしょう?
主な機能としては、Star Walk などと大きな違いはありません。でも、一番のメリットは日本製のアプリだということ。
「Star Walk」と「Sky Safari3」はアメリカ製。「Star Walk」は日本語に翻訳されていますが、変な訳のところがあちこちにあります。「Sky Safari3」は英語版しかありません。
なぜこれまでこの2つを使ってきたのかというと、これらは世界的に広く使われている天文アプリで値段が安いから。「Star Walk」は250円、「iステラ」は800円です。同じ800円で、iPad専用アプリ「iステラ HD」もあります。私はiPhone画面は小さくて見にくいので、すべてiPadで動かしています。


iステラ画面
(星の名前等は出さない、もしくは減らせます)

「Star Walk」でも、星空の画面だけ見ている分にはあまり問題ないような気がします。でも、一番の問題はアプリではなくて、星座を形作る星の結び方に決まりがないことです。星座はそれらしく見えるように、星を適当につないでいいのです。星座の絵も決まったものはありません。国によって、もしくは星座の絵を描くイラストレーターによって、星の結び方や絵が違うのです。「Star Walk」と「Sky Safari3」でも違うし、日本で主に使われているものとはかなり違います。
「iステラ」は日本製アプリですから、日本で見慣れた星座の星の結びやイラストが表示されます。日本で販売されている本や雑誌、プラネタリウムで投影される星座とほぼ同じです。日本の本や雑誌を参考に星座を探すときは、日本製アプリのiステラを使うのが紛らわしくなくて良いでしょう。

iステラについて、詳しくはメーカーの製品ホームページ、こちらをご覧ください。
  http://www.astroarts.co.jp/products/istellar/index-j.shtml


こんな説明も出る

すべて日本語で、そして正しい天文用語で説明が出るというのは当たり前のことなんですが、日本の専門家が作ったアプリでないとそうはなりません。

Android用の「スマートステラ」もあります。こちらは1000円
  http://www.astroarts.co.jp/products/smartstellar/index-j.shtml








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