星を見るチャンス


星って、夜、外に出ればいつでも見られるわけではありません。
まず、晴れてないとダメですね。これはだれでもわかりますが、晴れていてもダメなときもあります。夜空に月があると、月の光が明るいので暗い星が消されてしまいます。細い月でも、沈みそうな月でも、空にあるとダメです。天の川や満天の星というのは見られません。
月がなくて、空気が澄んでいる夜が星を見るチャンスです。

天気はそのときにならないとわかりませんが、月は前もって調べられます。右の図は今月の月です。上の段の小さい数字が日付、下が月齢と月の形です。これを調べる方法はいくつかあります。
  ・旧暦が入っているこよみを見る
       旧暦の日付がほぼ月齢です
  ・天文雑誌を見る
  ・インターネットで検索する
  ・天文アプリで調べる

月齢0の日が新月で、一晩中、月が出ることはありません。その前後、4日間ぐらいは月の影響が少ないと言えます。
夕方から宵の口だけ、星を見たいだけなら、月齢20以降なら月が昇ってくるのが遅いので大丈夫でしょう。逆に、夜半過ぎの夜中に星を見るなら、月齢8より前なら0時前に月が沈みます。


今週1週間は、星を見る絶好のチャンスです。山奥の高原に出かけて、晴れれば、濃い夏の天の川と満天の星が見られます。



夜9時から10時頃、南の地平線から天頂にかけて、こんな星座と天の川が見られます
(ステラナビゲーター9にて作成)







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