満月


今週は月が大きい1週間。21日水曜日が満月です。
満月前後は、月の光が明るくて星が見えません。満天の星や天の川が見られない1週間です。今週はお月見をしましょう。

ところで、月の高さ(南中高度)を気にしたことはありますか?
太陽は夏、空の高いところを通り、冬は低いところを通りますね。夏の昼頃、自分の影はかなり短くなりますが、冬は同じ時刻に長い影ができます。月も同じでしょうか?

月は月齢によって違います。ひと月の間でも、月が高いところを通る日もあれば、低いところに来る日もあります。では、同じ月齢で較べるとどうでしょう。満月だけを見た場合、夏の満月は低いところを通り、冬は高いところを通ります。太陽と満月は反対です。


南中時の月の位置  (ステラナビゲーター9にて作成)


太陽は昼の12時頃、満月は夜の0時頃真南を通ります(南中という)。南中したときが地平線からの高さが最も高くなります。6月の満月の南中高度は30度ぐらい。それから2ヶ月過ぎた今週21日の南中高度は45度です。45度というと南の地平線と真上(天頂)のちょうど中間です。夜中の0時頃、月を見て45度という角度がどれくらいか実感してください。









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