星座

今回は特定の星座ではなく、星座全般のお話しです。


・そもそも星座って、いくつあるのでしょう?

空全体で88個あります。南半球に行かないと見えない星座もあるので、栃木県から見えるのは60個ぐらいです。


・星座というのは、いつ頃できたのでしょう?

最も古い星座は、紀元前6000年ぐらいにメソポタミア地方にいた遊牧民が作ったといわれています。有名な星座は、紀元前3000年頃までにそのあたりで作られました。
メソポタミアの羊飼いたちが、羊の番をしながら夜空を見上げて、星を結んで、けものや巨人などの形を作ったり、明るい星に名まえをつけたりしました。それらがギリシャに伝わり、神話や伝説と結びついて、現在の星座の原型と星座の神話が完成されたました。その頃の星座は、正確な記録はないようですが、44~49個ぐらいのようです。


・残りの40ぐらいはいつ頃できたのでしょう?

それを考えるポイントは、ギリシャにしてもメソポタミアにしても北半球だということです。
ヨーロッパでは、16世紀から大航海時代に入りました。ヨーロッパの人が南半球に行くようになり、南半球でしか見えない星空にも星座が作られました。


・南半球の星空には星座がなかったのでしょうか?

アンデスに住んでいた人たちやアボリジニの人たちなどが作っていたかもしれませんね。でも、その記録がない。あったとしても、ヨーロッパの人たちに無視されたのかもしれません。

南半球の星座


・現在の星座88個が正式に決定されたのはいつでしょう?

1928年の天文学の国際会議で確定しました。
ただ、そのとき決められたのは、星座の名前と境界線だけで、星のつなぎ方や星座絵については、現在も決められていません。そのため、iPhoneアプリの「Star Walk」と「iステラ」では、星座の星のつなぎ方も違うし、星座の絵も違います。
日本ではほぼ統一されていますが、国によって、星座絵を描いたイラストレーターによって違っています。ですから日本で使うには、スマホアプリも日本製の「iステラ」や「スマートステラ」を使った方が、書籍やプラネタリウムで見る星座と同じなので違和感がなくていいでしょう。







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