冬至


今日、12月22日は冬至。夜が最も長い日です。
日の出は6時50分ごろ、日入は16時30分ごろ。太陽の光の影響を受けなくなり、空が真っ暗になる時刻を「天文薄明終わり」といいます。
夕方6時には真っ暗になります。今夜の月の出は21時頃、それまではきれいな星空が楽しめます。

この時期は、寒いですけど良く晴れます。冬、きれいに晴れるのは、栃木県をはじめとして関東や太平洋側の地方の特権です。ななつがたけ北天文台付近は日本海側の気候のため、毎日雪です。

今夜8時30分の星空は、空の東半分に明るい星がいっぱいあります。シリウス、ベテルギウス、アルデバランなど、1等星が8個、そのうえ木星があります。冬は一年中でも明るい星が最も集まっている時期です。

もうすぐクリスマス。星のきれいなところでは、天然のクリスマスツリーがあります。数100m離れたところにある大きな木を双眼鏡で見ると、星が木の周りや枝のすき間にキラキラしていて、まるでクリスマスツリーのように見えます。

寒い時期ですが、星空はクリスマスの街のように華やか。暖かい服装で星空を見上げてみてください。

オリオン座と冬の天の川


写真の中に赤い散光星雲が写っていますが、これらは肉眼では見えません。人間の目は、暗いところでは感度が大幅に高くなる代わりに赤い光が見えなくなります。この写真の赤を除いた部分が肉眼で見えます。
オリオン座の東側には天の川があります。画面左下の明るい星がシリウス。右上端の星の集まりが「すばる」です。








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