冬の大三角


栃木県をはじめ、北関東に住んでいる人々は、この時期、毎日よく晴れてきれいな星空が見られるのは恵まれています。毎日雪で星の見えない地域も多くあります。今週は月が小さいので、夜半過ぎまでは月に邪魔されないきれいな星空が見られます。

この時期の星空の見所は ...
冬の大三角が南の空に見えています。冬の大三角は教科書にも出てきますね。
南の空にオリオン座があります。オリオン座の中の左上の明るい星がベテルギウス。赤っぽい色をしています。そして、オリオン座の左下に特に明るい星があります。おおいぬ座のシリウス。これは恒星の中で一番明るい星です。おおいぬ座の左上にこいぬ座があって、プロキオンという明るい星があります。その3つを結ぶとだいたい正三角形になります。下にとがった正三角形で、これが冬の大三角。冬の南の空では、この3つの星が特に目立つのですぐ見つかると思います。
冬の大三角の中を右上から左下にかけて冬の天の川が流れています。夏の天の川に較べると薄いので、空がきれいなところに行かないとみられません。


冬の大三角

冬の夜空には、これら以外にも明るい星がたくさんあります。冬は明るい星が揃っている時期です。オリオン座の右下の星、リゲルも明るいし、オリオン座の上にあるおうし座、ぎょしゃ座、ふたご座にも明るい星があります。冬の空には1等星が8個あります。そのうえ、現在はふたご座に木星があるので、さらに賑やかな星空になっています。

明るい星がたくさんある冬の星空。寒いですけど、外に出て見上げてみてください。








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