春の星座


3月になりました。季節は春。
学生の皆さんは、3月というと試験があったり卒業式があったり、進学の準備とか、何かとたいへんな時期ですね。
そんなこの時期、春の星座が見えてきます。春の星座というのは、春の夜、8時から10時ぐらいに見やすい位置にある星座をさします。3月はじめだと、同じ星座が11時ぐらいに同じ位置に見えます。

どんな星座があるかというと、みなさんが知っていそうな星座だと、かに座、しし座、おとめ座。誕生日の星座ですね。
北の空には、北斗七星を含むおおぐま座があります。北斗七星が北極星の上の方にあります。他には、アークトゥルスという明るい星があるうしかい座、このあたりが代表的な春の星座になります。



南の空にうみへび座というのがありますね。すごい星座でしょ! こんなに長い星座は他にありません。かに座の下に頭があって、しし座の下を通り、おとめ座の下も超えて、てんびん座のすぐ横にしっぽの先があります。単に長いだけじゃなくて、頭は口をあいた蛇の横顔になっていて見つけやすいし、星をたどっていくと、くねくねしたうみへびの姿がちゃんとわかります。うみへび座の頭が東の地平線から昇って、しっぽの先が昇るまでに約8時間かかります。しっぽの先が昇ったときには、頭は真南を過ぎて西に傾いています。

かに座は、名前は有名なのですけれど、暗い星しかないので見つけにくい星座です。でも、真ん中にプレセペ星団という肉眼でも見える星の集まりがあります。星がきれいに見えるところなら、そこから見つけることもできます。
宇都宮などの市街地だと双眼鏡を使えばプレセペ星団が見えます。



皆さんもスマートフォンを片手に、春の代表的な星座と、なが~いうみへび座を探してみてください。







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