いて座
7月後半は、南の空にあるいて座が見やすい位置に来ます。見る時刻は22時ぐらいがいいでしょう。南の空の低いところにあります。
いて座は下半身が馬で上半身が人間、ギリシャ神話に出てくるケンタウロス族です。ケンタウロスが弓を引いている星座です。矢が向いているのはさそり座。天のサソリが暴れたとき、それをやっつけるために、そちらに矢を向けていると言われています。
ケンタウロス族って、怪物ですよね。星座には怪物がいろいろいます。一説には、ギリシャ人が中央アジア方面の騎馬民族と戦ったとき、ギリシャ人は馬に乗るという習慣がなかったので、馬に乗った人間が怪物に見えたという話があります。
天文学的に、いて座についてのトピックというと ・ ・ ・
いて座は、私たちの太陽や地球が含まれる天の川銀河の中心方向にあって、夜空の中で星が一番たくさんある場所です。そのため、いて座付近は天の川が一番濃く見えます。いて座の天の川の向こう側に銀河の中心があって、そこには巨大なブラックホールがあることがわかっています。
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