秋の天の川
天の川といえば「夏」という感じがしますが、秋も天の川がよく見えます。天の川は濃く見えるところと、うっすらとしか見えないところがあります。夏に見えるあたりが一番濃いところです。ところが、そこは南の地平線に近くて、栃木から見ると関東平野の街の光が明るくて、天の川が消されてしまいます。でも、秋の天の川は真上より少し北寄りの高いところに見えます。真上に近くて北寄りだと、街の光の影響を受けにわけです。このために、夏よりよく見える場合があります。
今夜の22時頃の北の空を見てみると、北極星から上にあがっていくと天の川があります。夏の天の川は上から下でしたが、この時刻の北極星の上あたりは、東西方向に天の川が流れています。
はくちょう座からケフェウス座、カシオペア座のあたりの天の川がよく見えます。はくちょう座までは夏に見えていた天の川ですから、その北側の続きが秋に見えるわけです。
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