冬の満月


季節は冬になって寒くなりました。でも、栃木県あたりでは星がきれいに見える季節になりました。
ところで、冬の満月って、空の高いところに見えますよね。気がつきましたか?
たとえば、2014年12月7日の月は、南中高度(月が真南に来たときの地平線からの角度)が、72度でほぼ最大です。真上が90度ですから、真上から南に18度傾いたところということですね。そのくらいだと、ちょっと見には、ほとんど真上に見えます。
月が高いところを通るということは、別な言い方をすると、月が東の地平線から昇ってくるとき、一番北寄りから昇るということでもあります。この日の月は、オリオンの頭の上にあります。


2014年12月7日の月の出

冬の満月はそういうことですが、反対に、冬の新月近くの細い月は、南寄りの低いところに見えます。ですから、冬は、細い月は南寄りの低い空に見えて、太ってくるに従って、北に寄って高いところを通るということになります。冬の月は、丸いほど高いところを通るわけですね。
冬は晴れることが多いですから、月を毎日見られて、1日ごとに形や高さが変わっていくのが観察できます。冬の満月はそういうことですが、反対に、冬の新月近くの細い月は、南寄りの低いところに見えます。ですから、冬は、細い月は南寄りの低い空に見えて、太ってくるに従って、北に寄って高いところを通るということになります。冬の月は、丸いほど高いところを通るわけですね。
冬の関東地方は、晴れる日が多いですから月を毎日見られて、1日ごとに形や高さが変わっていくのが観察できます。









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