ふたご座流星群


今夜(2014.12.14)、ふたご座流星群がピークです。すでに今朝の夜明け前から、かなりの数の流星が見えています。予想では、今夜21時が流星出現のピーク。その頃には、1時間にひとりで30個ぐらいの流星が見られそうです。ただし、星がよく見える街明かりのないところで見た場合です。
太陽が沈んだ後、薄明が終わるのが18時ぐらいです。月の出が23時40分ぐらいで、それまでは月の影響がありません。ですから、18時から23時30分までが流星を見やすい時間帯です。ピークの21時を挟んでちょうどいい時間帯です。

そもそも、ふたご座流星群というのはどういうものなのでしょう?
今夜21時ごろ、東の空にふたご座があり、けっこうな高さまで昇っています。ふたご座に明るい星が2つあります。カストルとポルックスです。東の空にあるときは、2つが上下に並んでいます。上がカストルで、双子の兄弟のお兄さんの星です。ふたご座流星群というのは、そのカストルのあたりから流星が飛び出してくるように見えます。
でも、ふたご座を見ていれば、たくさんの流星が見られるということではありません。カストルのあたりから流星が光り始めるという意味ではなくて、流星は空全体のあちこちに飛びます。流星が飛んだ経路を逆にたどっていくと、すべてカストルのあたりに集まるという意味です。


右側の白い部分は冬の天の川

では、どこを見ているのが一番いいでしょう?
真上か、やや東寄りの空を見るのがいいと思います。立ったまま長い時間、真上を見ているのはつらいです。寒くないようにして地面に寝転んで、足を東に、頭を西に向けます。そして、頭の下に枕を置くとちょうどいい方向が見られます。

みなさんも防寒対策を十分にして、流れ星をたくさん見てください。









戻 る