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      きりん座・やまねこ座 
       
       
      今回の星の話は、北の空にあるマイナーな星座です。北の空に、一般の方の多くが知らない星座があります。北の空にある星座というと、まず、どんな星座を思い浮かべるでしょう? 
      カシオペア座とか、北斗七星のあるおおぐま座、北極星があるこぐま座・・・  有名なのはその3つと、ケフェウス座あたりでしょうか。 
      北の空にあるそれらの星座と、ペルセウス座、ぎょしゃ座、ふたご座、かに座あたりの間に、けっこう大きなすき間があります。広い空間が空いているのですが、明るい星がありません。そこにマイナーな星座が隠れています。 
       
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      今日の20時の北の空を見ると、北極星の上側でぎょしゃ座・ふたご座の間に、きりん座とやまねこ座があります。この2つの星座の名前、聞いたことありますか? 
きりん座というのは、首の長いキリンです。主な星座は古代メソポタミア時代とか、ギリシャ・ローマ時代に作られました。きりん座もその時代に作られたとしたら、彼らはどこでキリンを見たのでしょう? 古代といえどもヨーロッパにキリンはいなかったでしょうね。 
      実は、きりん座は比較的新しい星座で、17世紀に作られました。当時も、このあたりに空間が空きすぎるという理由で、新しくきりん座とやまねこ座を作ったようです。それで、明るい星がないし、なじみの薄い星座なのです。でも、星が全くないわけではありません。暗いですけど、肉眼で見える星がいくつかあります。それらをたどっていくと、この2つの星座を見つけられます。 
       
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      この時期の宵に見えるきりん座とやまねこ座は、ひっくり返って頭が下です。きりんよりもやまねこの方が大きいというのは違和感があるかもしれませんね。 
      みなさんも星座アプリの入ったスマートフォンを片手に、これらの見つけにくい星座を探してみてください。 
       
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