北斗七星とカシオペア座


3月になりましたね。高校や大学は卒業式シーズンになって、気分的に春めいてきました。気温も少しだけ暖かくなって、春を感じられるようになりました。
星好きな人たちは、北の空を見て、北斗七星が立って昇ってくるのを見ると「春だなぁ~」って思います。早春の宵に、北斗七星はひしゃくの水が入るところを上にして立っています。3月初めの夜はまだ寒いですが、その姿を見ると「もうすぐ暖かくなるなぁ」と思います。


北の空の星座と言えば、カシオペア座もあります。北斗七星とカシオペア座は、北極星をはさんで反対側にあります。カシオオペア座が北極星の西側にあって、Wが横向きになっています。こちらを見ても「春だなぁ~」とは思いません。これは人間の性質なんでしょうかねぇ~、沈んでいく星座よりも、昇ってくる星座の方に注目してしまいます。真上を過ぎて西に傾いた星座は、すでに見終わった星座という感覚です。星を見る人は常に前を向いていて、振り返らないのでしょうね。

北斗七星とカシオペア座が、北極星をはさんで両側に見えるという、教科書にも出てくる景色は、今が見頃ということでもあります。少し暖かくなってきた春の宵、みなさんも北の空の北斗七星とカシオペア座を見上げてみてください。








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