みずがめ座η流星群
昨日(5月2日)からゴールデンウイーク後半ですね。カレンダー通りの休みでも5連休。栃木県外に出かけて、スマホのラジオアプリでこの番組を聴いている方もいらっしゃるでしょうか?
せっかくの連休なのですが、先週もお話した通り、明日(5月4日)が満月。今年のゴールデンウイークは、星を見るには条件が悪いのです。でも、空気の澄んだ高原に出かけている方は、そういうところで見る満月はひときわきれいです。春のお月見を楽しむのもいいと思います。
先週も出てきましたが、みずがめ座η(エータ)流星群というのがあります。4月下旬から5月中旬まで活動している流星群で、けっこう長い期間見えます。流星群というのは、活動期間が短いほどたくさんの流星が見えて、長いものは少しの流星しか見えないという傾向があります。この流星群は活動期間が長目なので、見える流星は少ないです。
日本からはあまり見えない流星群なのですが、赤道付近や南半球に行くと、たくさんの流星が見えるようです。どうしてそういうことになるのでしょう?
流星群というのは、放射点と呼ばれる空の一点から流星が飛び出してくるように見えます。この流星群の放射点は、日本から見ると地平線に近い低いところにあります。そのため、流星の半分ぐらいは地面の下に飛んでしまいます。南半球だと放射点が高いので、すべての流星が見えるわけです。
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