夏至


明日(2015.6.22)は夏至、昼の長さが一番長い日です。
でも、星を見たい人は、夜の長さが短くなってしまって、ちょっと損をしている気分になる季節でもあります。
夕方、空が暗くなってきて、一番暗い星まで見えるようになる時刻を天文薄明終了時刻と言います。明日の天文薄明終了は20:50。そこから天体観測が始まりす。
逆に明け方、暗い星が消え始めて、空が明るくなり始まる時刻が天文薄明始まりで2:30。ここで天体観測終了です。
ということは・・・ 一晩で星を見られる時間は6時間ぐらいということですね。これが冬至の日には11時間になります。6時間と11時間、ずいぶん違います。

今日の天文薄明終了時刻をちょっと過ぎた21時の空を見ると、西の空に金星と木星と三日月が出ています。そして、しし座がこれから沈むところです。春の星座はそろそろ、見えなくなってくる時期です。
でも南東方向を見ると、夏の星座が昇ってきています。さそり座やいて座、天の川もあります。
夏と言えば天の川ですね。さそり座といて座があるあたりは、天の川が一番濃く見えるところです。でも、日本から見ると、そのあたりが地平線近くになってしまって、地上の光で見えにくいのが残念です。




さそり座は有名な星座ですが、なかなか見られない星座でもあります。
南の地平線近くにあるので、南が開けていないと見えないということもありますが、それよりも、みなさんが起きている時間帯に、さそり座が南の一番見やすいところに来るのが6月・7月なのです。毎日天気が悪くて、星が見えないわけです。
晴れたら南の空を見て、さそり座を探してみてください。







戻 る