星祭り


夏も最盛期に入り、星関係でも各地で、通称、星祭りというものがあちこちで行われています。規模の大きなものでは、長野県の原村とか、新潟県の胎内などがあります。胎内が日本で一番規模の大きな星祭りなのだと思います。どれくらいの人が集まるかというと、最近では2万人ぐらい。すごい数ですね。
胎内星祭りは3日間行われます。夜が2晩あるわけです。会場はけっこう山奥で、星はきれいに見えます。参加者は自分で持ってきた望遠鏡を出して星を眺めたり、他の人が持ってきた望遠鏡を見せてもらったりして、交流の場になっています。
イベントも行われています。会場の中央にある広場のステージで発表会やコンサートがあったり、天体望遠鏡メーカーや販売店各社の新製品紹介や主力製品の展示が行われています。夜は、出店各社が持ってきた立派な望遠鏡で星を見せてもらえるし、いろいろ説明してもらえます。一般の方が手ぶらで行っても楽しめます。


胎内星祭りのメーカーや販売店出店ブース


私も胎内は行くことが多いです。会場に出展しているメーカーや販売店さんには知りあいが大勢いるので、みんなが顔を合わせる同窓会みたいなものにもなっています。私が大学生だった頃、大学天文連盟というのがあって、同じ時期にそこで活動していた人たちが、今、みんな50歳・60歳になって、その人たちが天文業界を引っ張ってる感じです。

今年の胎内星祭りは、8月21日(金)午後~23日(日)正午まで。長野県原村の方は、もうすぐです。「サマーホリデーin原村星まつり」という名称で、8月7日(金)夕方~9日(日)の朝まで。こちらも数千人の人が集まります。
新潟県と長野県では、栃木から行くにはちょっと遠いですが、高速道路で行くと、どちらも宇都宮インターから4時間ぐらいです。栃木からもけっこう行っているようです。栃木どころか、大阪方面や九州から来る人もいます。遠くからでも来るのは、日本中に散らばっている星仲間がそこに集合して、2晩、楽しく過ごそうということなのです。星祭りにはそういう役割もあります。








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