ペルセウス座流星群


今年も夏恒例のペルセウス座流星群の時期になりました。もうすでに見え始まっているので、数は少 ないですが、今夜でも見られます。今年は14日が新月で、月の光に邪魔されずたくさんの流星が見られるはずです。
一番多く見られるのは13日の夕方がです。夜8時半ぐらいに薄明が終わるので、その頃に一人で1時間に20個ぐらいの流星が見られると思います。一人で20個というのは、見逃してしまう流星もあるので、実際はもっとたくさん飛んでいます。人間一人の目で、空全体を見ることはできませんから、当然、見てない方に飛ぶ流星もあります。空全体に飛んだ流星をきちんと数えるためには、5人で分担して、それぞれが違う方向を見て、観測します。

空全体に飛ぶ流星の数は、ピーク時に1時間に50個ぐらいです。一人でも半分近くは見えるわけです。ただ、20個見るにはコツがあって、まず地面に寝転んで、真上を中心にして多少きょろきょろしながら注意深く見ることです。20個見えるのは街から遠く離れた、星がきれいに見える場所で見た場合です。宇都宮市内など街中ではそこまでは見えません。1時間に10個見えたらいい方でしょう。

夏の大三角と小流星


13日の日没後、空が完全に暗くなる20時30分ぐらいです。その時刻に北の空を見ると、ペルセウス座が半分くらい昇っています。放射点と呼ばれる流星が飛び出してくる点が、ペルセウス座とカシオペア座の間あたりにあります。そのあたりはすでに昇っています。放射点が地平線の上にないと、見られる流星が少なくなってしまいますが、8時半以降なら大丈夫です。

放射点のあるペルセウス座の方を見ているよりも、真上を見た方がいいです。流星は放射点から光り始めるわけではありません。流星が光った経路を逆に延ばしていくと放射点に集まります。空の中のどこから光り始めるかは、全く予測できません。真上を見ているのが、流星を見られる確率が一番高いわけです。
夜9時半頃、真上には、はくちょう座やこと座があります。夏の大三角と天の川があります。そのあたりを見ていればいいわけです。天の川と流れ星と、両方楽しめるわけです。

今年は月がなくて、良い条件でペルセウス座流星群が見られます。みなさんもぜひ見てください。








戻 る