やぎ座・みずがめ座

9月に入り、季節は秋になりました。まだ、しばらく暑いのでしょうけど、今日は秋の星座の話です。秋の星座といってもたくさんありますが、やぎ座とみずがめ座の話にします。

このふたつは秋の早い時期 ・・・つまり今月(9月)ぐらいに見やすいところにあります。今夜の22時頃、やぎ座がちょうど南にあって、その東側にみずがめ座があります。今夜(9/5)の22時に見ると、この2つが一番見やすい位置にあります。それが今月下旬になると、21時頃がちょうど良くなります。2週間ぐらい過ぎると、1時間早くなるわけです。

毎日同じ時刻に同じ星を見ると、1日に1度ずつ、西に移動していきます。1度だと移動したのがわからないですが、15日過ぎると15度、西に動きます。15度動けば明らかにわかります。一方、1日の間では、星は1時間で15度、西に動きます。同じ星を同じ時刻に見た場合、15日過ぎると1時間分、西に動いています。
それで星が同じ位置に見える時刻は、15日過ぎると1時間早くなるのです。




iPhoneアプリのiステラやAndroid用のスマートステラの画面で、やぎ座を真ん中にもっていくと星座の絵が出ます。やぎ座の形を見ると、上半身はヤギですが、下半身は魚です。
みずがめ座の形も見てみましょう。若い男の人が水の入った瓶を持っています。でも、瓶が下を向いていて、瓶から水が流れ落ちています。流れ出た水の先にみなみのうお座があります。その水が魚の口に入っています。みなみのうお座に明るい星があります。フォーマルハウトという名前星で、秋の南の空の低いところにぽつんと光っている1等星です。みずがめ座を線で結ぶときには、フォーマルハウトまでつなぎますが、この星はみずがめ座の星ではなく、みなみのうお座の星です。

今の時期に、見つけやすいところに来ているやぎ座とみずがめ座、探してみてください。








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